ジョナサンとゆたかが入社し、みんなに紹介されてから数日後…
悟史:……あれっ?まんちゃん。社員食堂に来るなんて珍しいね。
満:おう、さとっつあん。まぁ、たまにはな~。
さとっつあんこそ、いつもは嫁さんの愛情たっぷり弁当食ってんだろ?
なのになんで食堂に?
悟史:いやぁ、うちの部署の泉くんやクリスちゃんが、最近オープンした社員食堂が
ものすっごく美味しくて病み付きになるー!なんて言ってたから、気になってね。
満:そっかぁ、ウチもだぜ。浪路や恵莉が妙に絶賛するから、気になってな~。
そもそも、今までは社員食堂なんて名ばかりで、今は誰も運営してくれる人がいなくて
ただの昼食スペースになってただけだったんだがなぁ。誰か新しい人雇ったんか?
悟史:そうそう、4月から………って、そうだ、まんちゃんは知るはずもないか。
満:? うんまぁ知らねぇけど…
新人入ったら前もって部長以上には知らされるはずだよな?
悟史:うん、そうなんだけどね…………
満:??? まぁいいや。ウマけりゃ誰が作ってよーと別に気にしねーし!
んじゃ何か頼んでくるかな~。
悟史:(食券券売機に向かって歩いていく満の後姿をニヤニヤと見つめる)
満:さて、どれにすっかな~。……まずは無難にカレーにでもすっかな。
……ん?カレーにも色々種類があるんだな~。カツカレー、野菜カレー、
唐揚げカレー、コロッケカレー……
なんだこりゃ、一日5食限定スペシャルカレー・ツタコデラックス?
???:はぁいお兄さん♥いらっしゃいませ~♥
満:あぁどーも…………って、蔦子ォ!!!???
沙織:(←後ろに並んでた)遠山!! 声でけーぞ!!
満:(((( ;゚Д゚)))つっ………つつつつ………
蔦子:やぁだもう、おにーさんたら♥
社員食堂のおばちゃんが美女過ぎてびっくりした?うふふふ
沙織:言うねぇ蔦子ちゃんww それより、遠山と知り合いなん?
満:し、知り合いもなにも、蔦子は………
蔦子:うふふふふ♥ あたしとこのおにーさんは……
とおおぉっても深ぁぁい、切りたくても切れない仲、かしらね♥
沙織:工エエェェ(゚Д゚;)ェェエエ工 もしかして不りn………
満:(;゚Д゚)誤解を招くような言い方すんな!!!
蔦子は嫁(芹子)の母親、つまりオレの義理のかーちゃんだよ!!!!
沙織:なんだ、つまらん(‘A`)
上総:(←沙織の後ろに並んでた)つまらん、って沙織さん。。
満:それよりも……蔦子!! 何でここにいるんだ!? オレなんにも聞いてねーぞ!!
蔦子:だって言ってないもん♪びっくりさせちゃおうと思って♥
ついでに社長にお願いして、部長の皆さんにも協力してもらって
今まで内緒にしてもらっちゃった♪
満:なん……だと………(悟史の方に視線を向ける)
悟史:(;^ー^)(←ごめんね、という顔)
沙織:とりあえず感動の再会は後にしてさー、遠山早く選んでくんない?
あたしもーすっごいおなか空いてんだから!
満:む……むぅ、なんか気づいたら後ろがすごい列……とりあえず決めるか……
ああもうなんかテキトーでいいや、このツタコデラックスとかいうのでいいよ。
蔦子:あら♪みっちゃん(蔦子特有の満の呼び名)ホントにそれでいいの?
満:だってデラックスって言うくらいだから美味いんだろ。
蔦子:まぁ味は保証しちゃうけど♥ それ、カツカレー、野菜カレー、
唐揚げカレー、コロッケカレーをぜ~んぶ乗っけたデラックス版よ♥
満:∑(゚Д゚) ……具が多いってことか?まあ出してみろよ。
蔦子:はぁいお待たせ♥(ゴトゴトゴトゴトッ ←皿を置く音)
満:∑(゚Д゚)単純に4杯、しかも全部特大盛りかよ!!!!
蔦子:お昼休み内に全部食べられたらタダ、食べられなかったら5万円よ♥
満:∑(゚Д゚)ボッタクリ――――――!!!!
無理に決まってんだろこんなん!!!
眞妃:払うのが嫌なら全部食べればいいじゃないですか
(後ろの席で黙々と「ツタコデラックス」食ってる)
明:平気で平らげるのは眞妃ちゃんだけだと思うのねン(≧▽≦)
(新人(?)蔦子ちゃんのデータは社員名簿にて!)