※今回、クリスの心の声を分かりやすく文字色を変えてお送りします。
(終業後、午後7時。食堂)
クリス:(ハァ~、もうこんな時間デスか。そろそろ帰りマスかね。
原稿作業はヤハリ、自宅よりも作品のモデルがいる会社のほうが、捗りマスね)
アラウネ:……………
クリス:(……ア、しまった……原稿と、広げっぱなしの既刊をそのままにしてトイレに行ってしまったデス。そしてそれをよりによってアラウネさんに読まれている……)
アラウネ:……あら!クリスティーン様。お疲れ様です♥
クリス:お疲れ様デス。
アラウネ:あっ、申し訳ありません。素晴らしいイラストが描かれた用紙が拡げてあったものですから、ついつい読んでしまいました♪
クリス:それはドウモ、ありがとうございマス。
(素晴らしいって、最近手掛け始めためちゃくちゃドエロな男性向けR18漫画デスけど。しかも拡げておいたのは濃厚も濃厚な濡れ濡れラブシーンデスよ)
アラウネ:特に、私が読んでいて、不思議とこのショートヘアの主人公女性に共感というか、親近感というかを感じてしまいます!
クリス:そうデスか。(そりゃそうデスよ。そのショートヘア女性はアラウネさんがモデルですからネ)
アラウネ:特に、力ずくで抑えつけられ涙を流すこの憂い顔とか、太ももを滴る液体の表現とか……本当に、リアルな質感があって息遣いが1ページ1ページから聞こえてきそうなくらいの臨場感があります。
クリス:そんな……恐れ多いデス。(大丈夫デスか?自分と似た女性がオークと触手に辱められまくって穴という穴を塞がれこねくり回されてるシーンデスよ?)
アラウネ:でも……少し気になるところが
クリス:なんデスカ?
アラウネ:このオークの集団と、触手?ですか。何やら唐突に表れて女性を襲い始めましたけど。一体何が目的で…?それに、今まで一体どこに隠れていたのでしょう?不思議です。
クリス:アハハ……どうしてデショウね。(そんな、少ないページのエロ漫画のそういう細かい事情なんて、どうでもイイじゃないデスか。とにかく主人公がエロい目に遭えばそれでイイのデス)
アラウネ:それにこの主人公……女騎士様ですよね。騎士の重厚な鎧を纏っていますが、なぜ胸と股間しか護られていないのでしょう?お腹や脚が丸出しでは、闘う時に怪我をしてしまうと思いませんか?特に大腿は斬られでもしたら命に係わる大事な部位で…
クリス:ソレはファンタジー世界では一番突っ込んじゃイケナイところなのデスよ!!!
アラウネ:あっ…そうなのですか、申し訳ありません。
クリス:(しまった、つい心の声のほうがモレてしまったのデス)
アラウネ:世の中には、まだまだ私の知らない世界があるのですね。
クリス:そうデスね。(なんでそういうまとめになりマスかね。わからない人デス)
アラウネ:ところで、クリスティーン様はこういう創作活動を、日頃なされているのですよね?
クリス:は、ハァ
アラウネ:クリスティーン様の、これまでの作品も読んでみたいです!
クリス:え、エ゛ェ……(嫌そう)
アラウネ:もし本の在庫がなければ、電子書籍などあれば読ませていただきたいです♥
クリス:一応……今までの既刊は全て電子書籍化して販売はして……マスケド……ゴニョゴニョ
アラウネ:そうなのですね♥日本のサブカルチャーの知識を高めるためにも、良かったら読ませてくださいませ♥
クリス:(……こうやって目の前で色々つっこまれるよりはマシかもしれませんネ……)じゃあ、後程会社用スマホにアドレス送っておきマス。
アラウネ:ありがとうございます♥楽しみにしております♥
お帰りのところ足止めさせてしまい、申し訳ありませんでした。では、お疲れ様です♥
クリス:お疲れ様デシた。(本当に疲れたデス。同人の何たるかを全く知らないおばあちゃん相手にしていた気分です。……あ、実際おばあちゃんデシタね……。)
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(後日、クリスの過去の全既刊数十作品すべて一つ一つに、超長文のツッコミどころ満載のレビューと☆5つが付けられていて、彼女を絶叫させたという)



