白鳥夜半

（――――― そんなわけで旅行最終日、午後）湧木：さてー、み～んな揃ってるかなぁ～？一同：は―――――い湧木：・・・・・・・・湧木：なんか…………多くね？ 増えてね？？？？ 司：そーかー？最初からこの人数だったろ？大空：そーだよー！俺も最初...

（無防備に目を閉じて立ちすくむ奈津恵の前に、白く輝く光の塊が現れる）氷雨：瀬上部長っ……真祖が現れたらすぐ逃げてくださいっ…！レイン：馬鹿め、こんな暗く狭い洞窟で、人間ごときの足で飢餓状態の吸血鬼の足から逃げ切れると思うな。素直にアレクの復...

（首都圏近郊の観光地の海水浴場）湧木：いや～～～～海！海だね!!! いい天気だし絶好の海水浴日和!!第１回社員寮「わけぎ」のドキッ☆男も女も水着だらけの夏旅行は大成功の予感しかしないっ！ 初南賛：と、遠かった………。ここまでレンタカー１台、...

「……うん、うん。そう。ごめんね。ちょっとうちの来客が酔っ払ってて」大声を聞きつけて、何事かと駆けつけた社員寮管理人に玄関口で夜半が適当に言い訳をして謝っている。ついでに言えば、管理人が訪ねてきてドアを開けた瞬間に漏れ入った朝日を、渉はまた...

名を尋ねられた『彼』……渉は、恩人かつ高位の者への礼儀として、自己紹介と、自らの『吸血鬼』としての経歴を語りだした。「僕は元々…九州の、長崎の生まれでして。200年ほど前の時代ですが。ご存じかもしれませんが、長崎は当時の日本では数少ない、外...

――――― 送、信。緊急かつ大量の在宅の仕事をようやく終えた。気が付けば……丸三日ほど、ほぼ不眠不休でパソコンに向かっていたらしい。途中途中、気を失うのと同義のような仮眠はとっていたようだが…仕事は無事納品したものの、『彼』の精神と体力は限...

前回から続きそうなエピソードだったのに今回ちょっと一休み気味ですいません。こうゆうのは大体背後に誰かいるというオチ。

（人事部）奈津恵：一ノ瀬君、……貴方は、確かに新人と言っても、そこそこ社会経験を積んだ成人。私にも、周りにも臆することなく、忌憚のない意見を述べなさいとは言いました。ですが…秀範：はい。奈津恵：……さすがに、その意見は少々浅はか過ぎやしませ...

2014年の１年間で登場回数の多い社員たちが表彰されることとなりました。おめでとうと言うだけで賞品は特にありません。順位・点数は以下の通りです。順位名前前年点数１西城寺初南賛↑３◆◆◆★○○○○○○○２白鳥夜半→◆◆◆◆●●●○○３遠山　満...

湧木：どぉもー！湧木です。前回は社員寮が大変な目に遭いましたが…なんとか無事に復活！みんな今までどおりの生活を生活を送っておりまっす！そういや、全然意識してなかったんだけどこの「わけニュー」は何故か６～７月に更新されることが多いんだよね！な...