素敵な恋の忘れ方

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[小説]素敵な恋の忘れ方(終)

クリスマスも終わり、月曜日。会社はすっかりと年越しムードである。一年の埃を払い、職場をピカピカにし、書類の山をまとめる社員たち。「あー、諸君。作業中済まない。来月から我が開発研究室は忙しくなることが予想されるので、また湧木君に手伝って貰うこ...
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[小説]素敵な恋の忘れ方(4)

クリスマスイブの夜、22時。何故か明かりの灯る、ねぎ秘密結社開発研究室。どういうわけか室長の久我が緊急召集をかけて会議を開いたのである。「さて、もう22時か。以上で会議を終了する」研究員達は、気だるそうに帰り支度をする。「なんでわざわざクリ...
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[小説]素敵な恋の忘れ方(3)

クリスマスイブまであと2日と迫っていた。目前に控え、街中はクリスマスムードに包まれていた。今年のクリスマスは週末と重なるため、各地でイベントも催されるようだ。沙織は、奈津恵に相談してからも湧木とは変わらず付き合いを続けていた。今更上総への気...
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[小説]素敵な恋の忘れ方(2)

それ以来、上総はまた出張続きの日々で会社にはほとんど顔を出していない。一方の湧木は、上総とあんなやりとりがあったにも関わらず、沙織のことを問いつめはせずに「それでも最終的には僕を選んでくれたんだから、それだけでも十分だよ」と、変わらず優しく...
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[小説]素敵な恋の忘れ方(1)

「ま、マジで告ったんかお前」翌日。湧木から話を聞かされた遠山 満は驚いて口から煙草を落としかけた。「なんでそんなに驚くんッスか?頑張ってみればー?って言ったのまん部長じゃないッスか」「あ、ああ…そいえば言ったっけか?まあいいや。んで沙織はな...
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[小説]素敵な恋の忘れ方(プロローグ)

隅から隅まで目を通し、チェックを入れ、印鑑を押す。一枚、また一枚と重ねられてゆく書類。事業企画部の蔵石沙織は、果てしない山のような書類に埋もれていた。「いやー、やっぱ月末はしんどいなぁー」二人分のお茶を片手に、湧木廉太郎がやれやれと言った感...
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[小説]素敵な恋の忘れ方

桐島上総からのアプローチに心を揺らす蔵石沙織に、湧木廉太郎が告白!軽い気持ちで付き合いだしてしまったが……それを知った上総は。一方、沙織の気持ちがまだ自分に向いてないことに気づいている湧木も、徹底抗戦!複雑な事情入り乱れるこの三角関係の結末...