(システム設計部…現・情報システム部)
みはる:おっはよーん♪橘くんっ!
橘:あ、おはよう。みはるちゃん。
みはる:……あれぇ???
橘:ど、どうしたの?
みはる:橘くん、昨日まで花粉症がひどくて
話もできないくらいくしゃみばっかりしてたのに…今日はくしゃみがぜんぜん出てないよ?
橘:うん。さすがに酷かったからね。
昨日、研究室の桐島さんに頼んで、花粉症の特効薬を作ってもらったんだ。そしたらすぐに治って。
みはる:へぇ~~!すごぉい!桐島さん!!
橘:沢井さんや吉村さんや瀬上さんも
酷かったみたいだから、薬を分けてあげたらみんな完治しちゃったみたいだよ。
みはる:きゃーっすごいねっ!これでうちの会社は花粉症知らずだねっ♪
橘:…うん…でも……それがね…
(システム設計部の方に視線を向ける)
満:ぶぇっっくしゅっっっ!!!!
浪路:ぶわっくしゅっっっ!!!!
幹雄:二人とも、大変そうですね…大丈夫ですか?
満:だいじょぶぇっっくしぇっっっ!!!!
浪路:ぜんぜんぶへっくしゅっっっ!!!!
みはる:うわぁ~あの二人、くしゃみがすごいね~
橘:…何故かはわからないけど…あの二人にだけは薬が効かないみたいなんだ……しかも……
(再度、システム設計部の方に視線を向ける)
浪路:ぶひぇっくしゅっっっ!!!!
……お、おい満!窓の外に銀河鉄道が走ってるぞ!?
メー○ルが手ぇ振ってる!お~~~い!!!
満:何言ってんだ!こっちには床からでっかい豆の木が生えてきたぞ!!これに昇れば
金銀財宝がぶひゃっくしょっっっ!!!!
みはる:な、なに言ってるのかな?二人とも
橘:どういうわけか、あの二人には花粉症だけじゃなく幻覚も見えるらしいんだ………
みはる:へぇ~~大変そうだね~~。……でもなんで中原さんは平気なのかな?
橘:………さあ………どうしてなんだろうね……(汗)
橘は気付いていた。
幹雄の持つ花、ビビアンから、時々怪しげなピンク色の花粉が
ふわふわと吹き出していることを………
治療法はいずこ!?(笑)