(とある真冬の朝…)
在素:………んー…朝ね……けど冬だってのに何か暑苦しい……
………!!??
久我:ぐがー むにゃむにゃ (在素と同じ布団でいびきをかいて寝ている)
在素:いやあああああ!!!!!
久我:(びくうっ!!)…な!? なんだ在素!? 大声出して…
在素:なんだもなにもレディの布団に潜り込むなんて、なんてことするのよっ!!
久我:レディもなにもたった7歳の娘と父親が一緒に寝て何の問題が…
それにこの狭い四畳半にベッドは一つしかないし冬は寒いし(以下うだうだうだ
在素:しゃーらーーっぷ!!
だいたいお父さんがまともな住まいを買わないのが悪いんじゃない!
会社の宿直室で我慢してる私の身にもなってちょうだい!
久我:宿直室なら大切な研究データもすぐ取り出せるし通勤時間0秒で便利じゃないか…
君だって遅くまで研究してることあるし都合は良いはずだろう?
在素:ぐ……(ちょっと言い返せない)
…と、とにかくねえ!あと許せないのは、それよ、それ!!
久我:それ?
在素:お父さんのその、ジョリジョリとしたヒゲ!!!! 私、ヒゲ大嫌いなのっ!!
久我:ガ―――(;゚Д゚)―――ン!!!
在素:私と布団を共にしたいならまずヒゲを0.000001ミリたりとも
残さず剃って!!! むしろ永久脱毛!!
久我:え…永久脱毛とか…そんなイケメン俳優みたいなことしたくない……
(そこにたまたま早く出勤してきたらしいマイケル氏登場)
マイケル:HE――――Y!! マドモアゼル在素!!
グーッドモーニングキィィィッス!!!
(在素に背後から抱きついて頬ずり)
在素:ぃいやあああああああああああ!!!!!
マイケル:OH…!! なんというビッグボイス…!!
マイケルのシブさに酔いしれちゃったかNA!?
在素:ああもう…! ふたりとも私にそのヒゲ面を近づけないでちょうだい!!!
そのジョリジョリ感がどーーーーっしても嫌なのよ!!
マイケル:Oh yeah… なんてことだ…!!
ヒゲは男のロマン…浪漫…RO・MA・Nだと言うのに…!!
在素:……(イライライラ)……わかったわ、二人ともそこに並んで座りなさい……
マイケル:HEY!
久我:な、なんだね急に。。
在素:私の納得がいくまでそのヒゲ、キレイに剃ってあげる。
マイケル:Ouch!? Σ(゚Д゚|||)
久我:ちょ、在素……そのカミソリ一体どこから出して……
というより何か顔が怖いんだが!?
そのヒゲを剃ると言うよりむしろ執刀するといった顔やめなさい!
マイケル:NOOOOOOOOOO!!!!!!
ミスター久我は存分に切り刻んでもいいからワタシのだけは!!!
久我:に、逃げ…ってあれ!? なんだいつの間にこの拘束具は!!??
在素:ちょっとした手術だと思えばなんてことないわ…
じゃあ、やるわよ……うふふふ……
そんな久我家(+1)の朝でした。