千雪:…………(午後のティータイム中)
沙織:…………(仕事中)
千雪:…………沙織さん。
沙織:ん?なに?千雪ちゃん。
千雪:貴女、最近太ったんじゃなくて?
沙織:∑( ̄□ ̄|||) …………!!!!
千雪:全く…女性たるもの、常に美意識を持つことが大事ですわよ?
たるんだお腹などみっともないですわよ。
沙織:いやいやいやいや……そんなのわかってるけど……いやまさか……
(最近、カズくんからやたら高カロリーそうな手作りお菓子ばっか
食わされてるからか…!?)
千雪:幸せなのも結構ですけど、幸せ太りは醜いですわよ!
沙織:(´・ω・`)うー
千雪:そんな貴女には、鳥居グループが経営するフィットネスクラブがお勧めですわよ。
今なら私のコネで使い放題、特にゴージャス仕様の屋内プールは身体を引き締め、
なおかつリラックスするのに最適ですわよ。
沙織:千雪ちゃん、いつからフィットネスクラブの回し者になったの?
千雪:んまっ!失礼ですわね!
私はただ暇だから一緒にプールで運動しましょうって言ってるだけですのよ!?
沙織:なんだ、ただ遊びたいだけなんじゃんw 素直じゃないなー!
千雪:(真っ赤になりながら)~~~とにかく!貴女が太って見えるのは事実ですから!
一緒に遊ぶついでにその幸せ太りを今すぐなんとかなさいっ!!!
沙織:ヽ(`Д´;)ノ うわぁん幸せ太りいうな―――!!
・
・
・
(鳥居グループが経営する某フィットネスクラブ。本日は貸切。)
沙織:うぉーっ!へぇーっ!すっごいなぁー!オススメするだけあるねー!
千雪:おほほほほ、予想通りの感想ありがたく頂戴いたしますわ。
沙織:こんなひっろいプール、二人だけなんて広すぎるにもほどがあるね!
せっかくなら照美ちゃんも呼べばよかったのに。
千雪:誘ったんですけど今日は幹部会議だとかでお断りされましたわ。
…まぁ、もっともこのプールは水深150cmですから
彼女の身長だと沈んでしまうのですけどね。
沙織:照美ちゃん(ノД`)
千雪:……さて、ではそろそろ始めましょうか。
沙織:え?なにを?
千雪:貴女のダイエットに決まってるでしょう!
この幸せ太りさんが!!
沙織:だから幸せ太りって言うなぁ!…まぁ、そうだった。今日は遊びに来たつもりだけど
もともとはダイエットだったんだorz
千雪:ほほほほ、沙織さんも頑張って、私のような美しいボディを目指してくださいね。
沙織:んーそうだなぁ。千雪ちゃんみたいなエロい体型は一度は憧れるかもね。
千雪:誰がエロい体型ですって!?
沙織:お?なんか誰かこっちに来るよ?
インストラクター(5人):どうも初めまして!今日はよろしくお願いします!
千雪:こちらはこのフィットネスクラブ専属のインストラクターさん達ですわよ。
今日はしっかりとご指導いただいて、貴女のボディメイキングをしていただきます。
沙織:へぇー!みんなイケメンだけどムキムキマッチョだ!略してイケムキマッチョ!
千雪:本当にもう、貴女は初対面だろうとなんだろうと失礼ですわね。。
とりあえず、インストラクターさん達。
今日は一日、このお方の脂肪を絞り上げてくださいね。
インストラクター(5人):かしこまりました、千雪御嬢様!!!
(千雪に命じられて沙織を担ぎ上げるインストラクター×5)
沙織:のああぁっ!?ちょ、ちょっと何すんの――――!?
その後、週に5日くらいのペースで、鳥居フィットネスクラブでの
沙織のボディメンテナンスは続いた―――
………そして数ヵ月後。
上総:…………………
沙織さん、……最近、太った……よね……?
沙織:(‘A`)……うん
上総:鳥居さんのところのフィットネスクラブで
ダイエットを頑張ってるという話は聞いてたけど……
……逆に太ってるよね……?
沙織:(‘A`)何度も言わないでよ。太ったのは認めるっての。
ただし筋肉太りだけど。
上総:腕も脚も随分太くなって……でも何か胸だけは減っ(ry
沙織:真っ先にそれを言うなぁ!!
胸なんかみんな胸筋になっちゃったわい!!
ただでさえ無い胸だったのにー!! 千雪ちゃんのバカ――――――!!!
その後、沙織が元の体型に戻るまで数ヶ月を要したという。