(開発研究室・別館)
アラウネ:恭一郎様! この試験管はここでいいですか?
久我:ぅあっ!?(パリーン! ←試験管を落として割る音)
あ、あぁ…うむ、そこに置いておいてくれたまえ。
アラウネ:ああっ恭一郎様!急に声掛けてしまってすいませんでした!
お怪我はありませんか?(心配そうに久我の手を握ってさする)
久我:うぁぁああっ!? だ、大丈夫だから!大丈夫だから!
(グシャバリベキッ! ←更に試験管を落として割って踏みつけてしまった音)
アラウネ:きゃぁぁああ!大変!すぐにお掃除しますね!!
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アラウネ:ふぅ…綺麗になりました。ほんと、お怪我はありませんでしたか?恭一郎様。
久我:う、うむ。ご苦労。怪我は無いから安心してくれたまえ。
アラウネ:よかったぁv それじゃ、わたしは本館の方に戻りますね♥
久我:う、うむ。
アラウネ:(立ち去ろうとするが何かを思い出していきなり振り向く。
その勢いで大きな胸が揺れて白衣のボタンがはじける)
恭一郎様!………あっ!ボタンが………
久我:な、なんだね?白衣……大丈夫かね……?(胸元にどぎまぎしながら)
アラウネ:この白衣、胸以外はダボダボなんですけど…
もう1サイズ大きいのじゃないとダメみたいですね…
あ、今日終業後お暇であればお仕事のことで
色々お聞きしたいんですけどいいですか?
久我:か、構わんよ。
アラウネ:きゃぁ♥ ありがとうございますぅっ♥
わたし、まだよくわからないことばっかりで…
たくさん勉強して、早く恭一郎様のお役に立てるようになりたいんです!
久我:が、頑張ってくれたまえ。
アラウネ:はいっ♥ それじゃ、失礼しますっ♥
久我:(ま、全く………白鳥君め………
彼女の何処が「それなりの外見」なのだ……
確かに「優しく美しい女性」と私は言ったが……
むしろ美人過ぎて仕事にならないのだが……も、もしや、白鳥君………
美人すぎる助手を紹介しておいて
私のクガリックパーク再興の邪魔をしようとしているのか…!?
…いや…それは邪推しすぎか…しかし…アラウネ君は良い子だし…
彼女は悪くない…だが…)
あ――――――もう!!!!
(ガシャン!パリーン!グシャ!! ←またしても試験管を落として
割って踏みつけてしまった音)
(傍から見ている研究員達)
上総:……アラウネさんが来てから……これで試験管の破損が56本めですね……
継人:あのおっさん、あの年であれだけ女に免疫がないってのもな。娘までいるクセに。
湧木:久我室長らしいといえばらしいけど。
でもあの巨乳はその存在だけで犯罪な気がするッスねぇ。
上総:大き目の女性用白衣、注文しておきますかね。
湧木:でもアラウネちゃんが来てから、僕にはホント眼福ッスよ♥
今までは久我室長と腹黒メガネと無愛想大学生の野郎だらけだったし!
上総:誰が腹黒メガネだと?(湧木の足を踏む)
継人:誰が無愛想大学生だと?(湧木の後ろ首根っこを掴む)
湧木:痛い痛い痛い痛い二人とも!ジョーダンっすよ!
継人:まあ、あのおっさんとってには眼福どころか栄養過多なくらいなんだろうな。
湧木:桐島主任はど~なんッスかぁ?
ああいうダイナマイトボディ!!な女の子。かわいいッスよね~?
上総:君の前で迂闊な発言をしたら
どうせ沙織さんに全部言いつけられてしまうんでしょうから
その件に関してはコメントは控えさせて頂きます。
湧木:ちっ。