マイケル:ジョ、ジョナサン…!ぶ、無事だったんだNE!
初南賛:………………
マイケル:(;;´Д`)(こここここ……怖い……!!!!)
初南賛:…………まさか、お父さんも絡んでたとはね…………
マイケル:(;;´Д`)いいいいいいや、違う!違うYO!!
ジョナサン!!こんな怖いイベントだなんて
初南賛:そういえば祭の招待状渡してきたのもお父さんだったよね。
マイケル:だ、だから知らなかっ……
初南賛:お父さんと久我室長は同じ会社の幹部だし
そこそこ付き合いの長い友達だよね?このくらい予想つくはずでしょ。
マイケル:ダ、ダディ会社にあんまり行かないからこういうイベント知らなくて……
初南賛:普段のそういう怠惰がこういう弊害を起こすの!
………もういい、お父さんなんて………
マイケル:ジョ、ジョナサン……
初南賛:もうお父さんって呼ばない!
ずっと山本部長って呼んでやる!
プライベートで口きいてやらない!
お母さんに全部報告する!
携帯番号とメアド教えたけど速攻変えてやる!
英司:そんな子供の駄々みたいな報復………
マイケル:∑( ̄□ ̄lll)ガガガガ――――ン!!
(マイケルは9999のダメージをうけた!)
(マイケルは9999のダメージをうけた!)
(マイケルは9999のダメージをうけた!)
(マイケルは9999のダメージをうけた!)
(マイケルは精神的にしんでしまった!)
英司:∑ 超しっかりダメージ受けてしんじゃった!
久我:お、親子ゲンカの最中だがそろそろ割り込ませて貰おうか……
ようこそ西城寺君……!よくここが分かったね。
……監視カメラにも全く映らなかったのでどういう経緯で
ここに来たのかが気になるところだが…
初南賛:……監視カメラ……。どういう趣向かわかりませんでしたけど、とりあえず
妙な奴らにさらわれて連れてこられた先でカメラの視線を真っ先に
感じたんで速攻叩き壊しましたけど?
久我:∑( ̄□ ̄;)ステルスでなににも見つからない特殊隠しカメラを
何も無しで見つけたのかね!?
初南賛:色々あって、カメラに映されるの嫌いなんでカメラの視線に敏感なだけです。
久我:な、なんという…!! 君にそんな特技があったとはね……フフフフフ……
だが、ここに来るまでも様々なトラップがあったはずなのだが…?
初南賛:………ええ、ありましたね………人生今日で終わるかと思うくらいのが。
久我:それらをほぼ無傷で突破してきた君に大変興味が沸いたよ……一体どうやって
初南賛:教えて、その後貴方のいいようにされたくないんで言いません。
久我:∑( ̄□ ̄;)何だと――――――!?
初南賛:研究だか大発明だかなんだか知りませんけど、会社の関係者とはいえ、
全く罪のない、事情も知らない人間を巻き込むのはどうかと思います。
いい加減にしてくれませんか?
英司:(今まで被害に遭ってきた人間がなぜそうつっこまなかったと
思うほどにものすごいド正論だ…!!!
ある意味こんなにも真っ向から恭ちゃんに意見する君は大物だよ…!!)
久我:(ふるふるふる…)……ふ、ふは、フハハハハ、
たかが18年やそこらしか生きてない新人風情が
相当生意気な口を利くじゃぁないか……フフフフフフ……
初南賛:いい年して他人に危害加えても何にも思わない大人よりはマシだと思いますけど?
久我:…………(ふるふるふるふるふるふる…)
……き、君こそ……その歳でいたいけな7歳児に手を出すなど、
非常識ではないのかね……?
初南賛:…………やっぱり、そのことをまだ根に持ってたんですね。
英司:∑( ̄□ ̄;)……!? さ、さささ、西城寺君、まさか在素ちゃんに……!?
初南賛:妙な誤解しないでください。7歳児となにかあるわけなんてないです。
ただ、一緒に買い物に行っただけです。それをこの間久我室長に目撃されて…
それ以来、室長の僕に対する態度がおかしいことには、気付いてました。
久我:(聞いちゃいない)…そう…私の大切な娘の在素に手を出すどこぞの馬の骨に
会社のイベントに見せかけて制裁を加えてやろうと……だな……クククク……
英司:(;´Д`)きょ、恭ちゃん、正気に戻って。。
初南賛:在素とはただの友達だって、もう何度も言ってるじゃないですか。
人の話はちゃんと聞いてください。
久我:……ほ、ほほう……在素、ね……呼び捨てするほど深い仲か……
初南賛:在素がそう呼んでって言うから呼んでるだけですし
大体7歳児にいちいち敬称とか付けないでしょう。
久我:……お、おおおおおのれ……
初南賛:僕が何を言っても、思い込みが激しくて信用してくれないみたいですね。
もう、僕のことが気に入らないなら僕に直接制裁でも何でも
すればいいじゃないですか。それなのに…
……全く関係のないゆたかまで巻き込む必要はなかったんじゃないですか!?
久我:君だけ誘ったら明らかに君狙いだということが分かってしまうだろうが……
だからついでに彼を
初南賛:……その「ついで」のせいでゆたかに何かあったら……
僕は貴方を絶対に許さない!!
久我:……許さないのならどうするというのだね!?
この私にこうも盾突いた男は初めて見たよ……だが!
君のような若造など敵ではない!私の才能の前にひれ伏し、ひざまずくがいい!
……ズズゥ――――……ン!!
(突如、体長10mほどの謎の巨大軟体動物[見た目はタコ]が地面から現れ、
久我を乗せて初南賛の前に立ちはだかる)
初南賛:下手な小細工しないで最初からそうすればよかったじゃないですか。
英司:∑( ̄□ ̄;)君もここまでされて
なんで全く怯まないの!?どんだけ大物!?
ってか恭ちゃん、思い込み激しすぎな上に本気出しすぎだよ―――!!
ちょ、ちょっとマイケル君!そこで寝てないで君も恭ちゃんを止めておくれよ!!
マイケル:(涙で地面に水たまりを作りながら)
……ウウ……ジョナサン……誤解だYOOOOO……
久我:……フフ……フハハハ……この巨体を見ても怯まないその度胸……
ここで消してしまうには惜しいほどの人材じゃぁないか……クククク……
初南賛:……………
久我:だがしかし…世の中には逆らってはいけない相手もいるという事を、
身をもって知ってもらおうか!!
???:…もうこれ以上はお止めください、恭一郎様――!!
(つづく)