夜半:――――というわけなんだけどもね。
歓子:はい?
夜半:うーん、もう細かいことはいいか。とりあえず…
歓子:?
夜半:どこかご飯食べにでも行こうか。何が食べたい?
歓子:え、ええっ !? な、なんであたしと白鳥部長が…
夜半:いやーでも、こんな若くてかわいい女の子と一緒にご飯なんて、
いつぶりだろうなぁ。
歓子:か、かわいいっ !?(顔真っ赤)な、何言ってるんですか!
こんな…あたし、可愛いなんて言われたこと、ないのに…(もじもじ)
夜半:「こんな」とか「あたしなんて」とか思ったらダメだよ。
かわいいと思ったのは勿論率直な感想だけどね。
言われたことを素直に受け止められたら、女の子はかわいいって言われた数だけ
本当に「可愛く」なれるんだからね。(歓子の頭をなでなでする)
歓子:ふ、ふあぁっ!?
夜半:だからね(歓子の手をとる)、
歓子:!?
夜半:今日は、かわいい姫君を一日俺がエスコートするから、
一緒に付いてきてくれるかい?
歓子:(どきどきどきどきどき……)……は、は……
(…………ドドドドドドドドド…………)
久我:なに罪のない純真無垢な
人間国宝級美少女の歓子君を
たらし込んでるんだこのクソ爺―――!!
(夜半の後頭部を金属バットで思い切り殴る)
英司:私のかわいいかわいいかあわいい部下、
奇跡の国民的美少女歓子ちゃんを
たぶらかすのは夜っちゃんでも
許さないよ―――――― !!
(なにやらでかいハンマー的な物で夜半の背中を思い切り叩く)
マイケル:た、確かに許せないけど
傷害事件は起こしちゃダメだと思うYO―――――!!!
(意外に大人な対応のマイケルさん)
・
・
・
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(一方的にボコボコにされ、気づけば血まみれの夜半)
夜半:……あの、君達さ、相手が俺じゃなかったら死んでると思うけど?(血ぼたぼた)
久我:それが分かってるからやったに決まっているだろうが。
英司:相手が君じゃなかったら地味な嫌がらせするだけで済ますんだけどねぇ。
上履きに画鋲入れるとか、お茶に雑巾の絞り汁入れるとか。
夜半:ホントに地味だね。
マイケル:そ、それよりMO!!ミスター白鳥!
何いきなりマドモアゼル歓子を口説いたりしてるんだNE !!??
場合によっちゃ、我らが「三輪歓子ちゃん大好き親父の会」が許さないYO!!!
夜半:……あぁ……そういえばそんな下らない部活動みたいなのあったね……
久我・英司・マイケル:(;゚Д゚)下らないとか言わない!!!!
夜半:いいじゃない別に。俺その部活(?)入ってないし抜け駆けも何もないでしょ。
久我・英司・マイケル:(;゚Д゚)よくな――――い!!!!
久我:さぁ白鳥君今すぐ全うな理由を述べたまえ!さもなくばこの
久我印超破壊兵器アルティメット(以下名前長いので略)で攻撃する !!
夜半:それぶっ放したら俺の隣にいる歓子ちゃんもただじゃ済まないと思うけど?
(歓子の肩を抱きながら)
久我:人質を取るなんて卑怯だぞ――――――!!
夜半:たまたま隣にいるだけなんだけどな。
全うな理由もなにも、率直に言えば社長から、
歓子ちゃんと二人でネタ出ししてくれって命令されただけだよ。
あと卑怯とかいう言葉は久我ちゃんからは一番言われたくないかな
英司:ネタ出し…?
夜半:なんでも29と33だからとかなんとか、よく分からないこと言ってたけど。
久我・英司・マイケル:(゚Д゚)またそれか!!!
マイケル:よっぽどネタがないんだNE !!
と、とりあえずマドモアゼル歓子を救出して……と、アレ?
歓子:……………
英司:歓子ちゃん?歓子ちゃーん?どうしたんだいボーッとして!
歓子:…………白鳥部長ぉぉ…………♥(うっとり)
夜半:あぁさっき頭撫でた時ちょっと催眠かけちゃったからしばらく元に戻らないかも?
久我・英司・マイケル:
(;゚Д゚)うわぁぁぁあ歓子ちゃ―――ん!!!