(毎週土曜日恒例、オヤジ軍[英司・久我・マイケル・夜半]会合の日、社員寮前)
英司:↑の通りなのだが……。
久我:おのれ白鳥君……とうとう我々のために会合場所を明け渡さなくなったか……。
マイケル:締め出されちゃったNE!!
英司:まあ仕方ないさ。昨日朝6時まで深夜番組とブルーレイ観てて
全く寝てないってんだから。
久我:昨日朝6時、ってはっきり言って今日ではないのかね。
マイケル:そうとも言うNE!!
英司:ううむ…しかしどうするかねぇ…
一人暮らしで独身でそれなりに広い部屋の夜っちゃん家が
一番、会合場所には便利なのだがね……
久我:ならば、会社の私の家に来るかね?
英司:家、って会社の宿直室だろう……狭いよ。しかしマイケル君家は遠いし……。
私の家は家族がいるし……どこか適当なお店でも行くかねぇ……。
久我:うーむ。金をかけずダラダラするのがいいんだがね……。
マイケル:ここ社員寮でSHO!!ならばジョナサンに部屋を借りようYO!!!(≧▽≦)b
英司・久我:「貸すわけないでしょ !?」って声が西城寺君の声で即脳内再生されたよ…。
リーザ:皆さん、こんにちは!お困りのようでしたら我が家へいらっしゃいませんか?
英司・久我・マイケル:!?
久我:(小声)リーザ君……リーザ君……の方、だよな……?
英司:(小声)あぁ……あの、人柄の良い方のリーザ君だね……。
ん、リーザ君……申し出はありがたいがこんなおっさん3人で押しかけて
迷惑じゃないかね……?
リーザ:何を言ってるんですか~!僕も「おっさん」ですし全く気にしなくて良いですよ!
マイケル:∑(゚□゚;)キミみたいな若くてキラキラした
ゴージャスボーイが、オッサン !!!??
リーザ:というか、前々からお願いしようかと思っていたんですが、
僕も皆さんの「オヤジ軍」に参加させていただきたいんです!
毎週とても楽しそうで…!
英司:ええええ…? い、いちおうだね…オヤジ軍には加入条件があって、だね…
リーザ:ええと、所帯を持っていて35歳以上の男性のみ、でしたっけ?
白鳥部長から教えてもらいました!
僕、35歳ですし息子もいるのでバッチリだと思うのですが!
英司:∑( ̄□ ̄;)!?
……そうだそうだった…リーザ君は35歳なんだった…全然見えないけど…
パノス:よっす!おっちゃん達!
久我:パノス君……
パノス:オレからも頼むわー!父ちゃん人格代わったりするしで色々あるっしょ?
だから友達少ねーんだよね! 助けてあげると思って入れてやってくれよ!
マイケル:そ……SOーだYO! リーザ君はともかく、閣下は
「こんな会合なぞくだらん!」とか言って怒るんじゃないのかNE!!??
リーザ:そこのところは大丈夫です!オヤジ軍には白鳥部長がいらっしゃるでしょう?
白鳥部長がいれば閣下は怖がって、出てきませんから!
閣下:ええい誰が怖がりだと―――!!??
黙って見ておれば好き勝手言いおって!!!!
英司・久我・マイケル:∑( ̄□ ̄;)代わるの早ッ!!!!!
リーザ:え、えええ?でも閣下だって友達欲しいでしょう?ここは部長方にお願いして…
閣下:大きなお世話だ!!!!!! 我輩は友人など要らん!!!!!
土曜の午後はひとりでゆったりと本でも読みながら
最高級のダージリンを嗜む!これに尽きるのだ!!!!!
リーザ:そのダージリンが毎回万円単位のもの買うから家計に大打撃なんですよ><
もっと、部長方を見習ってお金のかからない休日の過ごし方を……
閣下:何だと貴様!ヘタレ人格のくせに我輩に意見する気かっ!!!!!
英司:…………
マイケル:…………
英司:この二人(?)同時に話すこと出来たんだねぇ……
久我:……傍から見ると本当にただの一人芝居にしか見えんな……
夜半:(すごい眠たそうに102号室から出てくる)
閣下:∑( ̄□ ̄;)!!!!!! (一瞬で引っ込む)
英司:あれ、夜っちゃん……寝てたんじゃないのかね?
夜半:うちの玄関先でそれだけ騒がれて眠れるとでも……?
もう、部屋明け渡すから会合でもなんでもやっておくれよ……。あとリーザ君。
リーザ:(^▽^)はいいっ!
夜半:部屋貸してくれるなら彼らじゃなくて俺に貸してくれないかな。俺そっちで寝る……。
リーザ:はい!わかりました!
閣下がお気に入りで使ってる最高級の羽毛布団用意しますね!
じゃ、お布団用意したら僕もオヤジ軍会合参加してもいいですか!?
(英司達の方を向いて)
英司:……え、ええと……参加条件はクリアしているが……君の場合はあと
閣下の合意を得られたら……って感じ……なのかね……
リーザ:そんなの無理に決まってるじゃないですか><;
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その後、オヤジ軍加入条件には、
・35歳以上の男性であること、または所帯持ちであること
に加え、
・二重人格の方は双方ともに参加意思があること
が加えられたという。