(梅雨が明けて、ねぎ社のある東京は記録的な猛暑です)
大空:久我さ――――――ん!!
久我:な、なんだね大空君……(汗だらだらかきながら)
大空:経理部暑いよ!なんとかしてよ!!!
久我:そんな事かね……(汗だらだら)
大空:そんなことだよ!なんか今朝からエアコン調子悪くて暑くて
室温の高さに反比例して成沢部長の沸点が低すぎて怖いンすよ!
久我:……そうかね……(汗だらだら)
大空:……って、研究室も暑い !?(エアコンが止まってるのを確認)
なんでエアコンもつけないで我慢大会みたいなことしてんすか!
久我:今取り掛かっている新製品の薬品が、冷気に弱いものでね……
エアコンを切っていないとダメなのだよ……
大空:(;´Д`)うわぁあああ……俺マゾだけどそんなのはイヤだなぁ……
……あれ、そういえば久我さん以外誰も……
他の開発研究室の皆さんはどこ行ったんスか?
久我:湧木君は何か用があるとか適当なこと言って休み、
桐島君は先ほど熱中症で倒れて運ばれ、
大空:∑( ̄□ ̄;)桐島さ――――ん!?
久我:在素と仙波君は学校、アラウネ君は…
大空:アラウネさんは…?
久我:見てるとこっちが別の意味で暑くなるので
無理矢理出張に行ってもらった……。
大空:∑( ̄□ ̄;)酷い理由だけど
なんか納得しちゃった――!!
久我:…という訳で…誰もいないので、私は忙しい…
涼を求めるなら他に当たってくれたまえ。
適当に、何でも出来そうな白鳥君辺りにでも頼んでみてはどうかね。
大空:イヤだよ!あの人なんか色々ケタ違い過ぎて、涼しくしてってお願いしたら
地球が氷河期になるくらいやらかしそうな気がするんだもん!
久我:白鳥君も酷い認識されてるものだね……まぁ間違っていない気もするが。
私はクガリックパークを一瞬にして更地にされた恨みは忘れていないよ…フフフ…
大空:久我さんなら、俺が事故で休んでた間ずっと一緒に暮らしてたし言いやすくて…
久我:私を頼ってくれるのは嬉しいがね…あぁそうだ、君と同期の、
あの雪女族の娘にでも頼めば良いのでは?
大空:そうか氷雨ちゃんかっ!
(呼んでみた)
氷雨:何ですか青木さん、急に開発研究室に来て、って……うわあ!?
(あまりの熱気に驚く)
大空:氷雨ちゃんんんん涼しくしてええええ(*´Д`*)
久我:ふ、フフフフフ…氷雨君、
君にこの猛烈な暑さを冷やすことが…できるかね…(ふらふら)
氷雨:(少し怯みつつ)……こ、こんな暑さ……雪女族の能力をもってすれば……
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……………………………………………………む……無理です…………(ばたっ)
大空:倒れた―――(;゚Д゚)―――!!!!
久我:フフフ……フハハハ……雪女をも倒すこの暑さ……見事である……(ふらふら)
大空:別にこの猛暑は久我さんのせいじゃないよね !?
久我:フフフフ………暑さは我が力、力は我が暑さ………(もはや意味不明)
大空:(´Д`)うわぁだんだんおかしくなってきた……
久我:ん………そ、そういえば………
大空:??
久我:大空君…暑い暑い言う割に、君は顔色も涼しげだし汗もかいていないじゃないか…
大空:え? だって俺暑さ感じないもん。
みんなが暑い暑い言うから、暑いのかなーって思っただけ。
久我:…………なるほど…………。
君のお陰で、最高の猛暑対策が思いついたぞ………。
大空:えっ!ホント !? なになにどんなの !?
久我:もう暑いと言う奴ら、
皆サイボーグにしてしまえば良いのだ!!!!!
大空:(´゚Д゚`)!!???
久我:待っていたまえ、ねぎ秘密結社の諸君!!!!
今すぐ楽にしてやろう!!!!
大空:( ̄□ ̄;)久我さんが
おかしくなっちゃった――――!!!
(割といつも変ではあるけど!!!)
その後、訳の分からないことを言いながら暴れだした久我さんは、
瀬上部長のハリセンで成敗されましたとさ☆ めでたしめでたし