(ねぎ秘密結社、秘密の地下会議室)
歓子:(変な書類が机の上にあって、その説明通りに来てみたけど……地下に会議室があるなんて知らなかったな……)
”コン、コン ”
歓子:失礼しまー……す
”シ――――――……ン ”
歓子:誰もいない……何だか薄暗いし……ちょっと気味が悪いな……
”コツ、コツ、コツ、コツ…… ”
歓子:(だ、誰か来る……?)
???:フッフッフッフ……ようこそ、選ばれし優秀な社員よ……
ここは、選ばれし者しか足を踏み入れることのできない、禁断の会議室……
歓子:なんだ、沢井部長ですか。
英司:なんだとはなんだー!! せっかくカッコよく雰囲気出して登場したのにッッ!!!
歓子:で、一体何の用です?っていうか沢井部長ならわざわざこんな薄暗いトコに呼び出さなくても広報部で話せばよかったじゃないですか。
英司:いや、そうもいかないんだ。
歓子:??? あ、まさか人のいないところに呼び出してセクハラですか?訴えますよ?謝罪と賠償を要求しますよ?
英司:違うし、そうだとしても容赦ないな君!!??
歓子:じゃあ、なんなんですか?
英司:実はこれは……「第1回普通の女の子選手権」の決勝選考なんだ……
歓子:………はい???
英司:13~22歳までの女性で、「普通」で最高に素敵な女性社員は誰なのか
歓子:年齢設定バグってません????
英司:そう発案し、マイケル君や久我君にも協力してもらってまずは書類選考を始めたのだが
歓子:結局「歓子ちゃん大好き親父の会」か――――――っ!!!!
英司:書類選考の時点で君以外全員対象外または落選してしまってね。
歓子:( ゚д゚)ポカーン
そ……それは結局「歓子ちゃん大好き親父の会」の面々でそーいうことしてるからでは…?
英司:いや!それはない!我々は贔屓や偏見を一切持たずに公平に審査しようと、以下の条件で選考したのだ!
・クセのある/アクの強い性格ではない
・飛びぬけた特殊能力がない
・恋人がいない
歓子:………(呆れ顔)
英司:この条件!! ど――――――みてもど――――――さがしても歓子ちゃんしかいないじゃん!!!
やっぱり私たちの歓子ちゃんは最強なんだと!!!証明されちゃったよ!!!!
さあ!!! 圧倒的不戦勝を手に入れた歓子ちゃん!表彰台の上へ……
歓子:じゃっ、仕事に戻りますねーっ(脱兎)
英司:あぁッ歓子ちゃん待って逃げないで――――――ッ!!!!