幹雄:は~お腹いっぱい。ねぇビビアン、今日のお昼のスペシャルどデカ激辛エビチリランチは美味しかったね~
また辛いものフェス(とゆう期間限定食堂イベントをやっていた模様)やってくれないかな?
(国際部オフィスの扉の前)
幹雄:(昼休み終わるまでちょっと時間あるけど……まぁ席に戻ってもいいか)
(ドア越しに聞こえる会話)
夜半:中原くん?あぁ、他の言語の勉強も頑張ってるみたいだけど、なかなかモノに出来ていないみたいだねぇ
幹雄:!!(部長の声……僕のこと話してる?)
椎子:そうなのね~♪ ま、デキないことを無理にやらせても、仕方ないんじゃないですか?
幹雄:(椎子さん……)
リーザ:中原さんには荷が重いですかね。それで、どうするんですか?白鳥部長。
幹雄:(リーザ[様]さん……)
夜半:さすがに今の時期一人減るのはきついしね…人事に掛け合って、新しい社員をひとり採ることにしたよ。
即戦力になりそうな、ちょうどいい子が来てくれそうだからね。
椎子:そうなんですね♪ じゃあ、中原くんに任せなくても、大丈夫かしら♪
リーザ:即戦力になる新人さん……相当優秀な方なんでしょうね。楽しみです!
幹雄:(僕じゃ無理だから新人を採る…!? え……じゃあ……僕は……)
↓3人の意見を総括(幹雄の脳内ネガティブ変換込み)
夜半 → 言語のできない中原じゃ無理。一人減る=中原削る
椎子 → 中原みたいな無能にできないことをやらせるだけ無駄
リーザ → 中原には荷が重い。優秀な新人採る方がマシ
幹雄:(もしかして…もしかしなくても、僕をクビにして即戦力有能新人を採ることになったってこと!!!????)
まっ待ってくださ――――――い!!!! く、クビだなんてそんなのあんまりです~~~~!!!!!
夜半・椎子・リーザ:は?
幹雄:そりゃ僕は皆さんより語学力は力及ばないですけど……がっ……頑張りますので!!!!
夜半:いや早合点しすぎでしょ。クビとか誰も言ってないし。
椎子:そぉよぉ~中原くん♪語学力及ばないとか言うけど、植物と会話できるのなんてそれこそ誰も及ばないってぇ♥
リーザ:本当ですよ!できるなら僕にも植物語教えて欲しいくらいです!
夜半:(植物「語」…?あるのかな…)
幹雄:えっ、じゃあ……あのっ、一人…減るとか、即戦力の新人さんを採るっていうのは…
夜半:端的に言えば減るのは君じゃなくて椎子ちゃん。即戦力の新人さん採用ってのはその言葉通りだよ。
幹雄:えええっ!? 椎子さん辞めるんですか!?
椎子:辞めないわよぉ♪ 実はねー、この度二人目を授かりましたので満を持して産休をいただくことになりましたぁ♥♥♥
幹雄:わ……わぁぁ……お、おめでとうございますっっ……!!
椎子:一応、新人さんにお仕事ある程度引き継いでから休みに入るんだけどね~~♪
幹雄:そうなんですか~~~……はぁ……よかった……本当に良かった……クビじゃなくて……
夜半:まぁ、新人採らずに中原くんに任せるのも手だったかもしれないけど、無理はさせたくなかったしね。
決して、力不足ってことじゃないよ。人にはそれぞれキャパシティってものがあるから。
幹雄:う゛っ………キャパ狭くてほんとすいませ………
夜半:だから、そうネガティブに捉えるんじゃないよ。仮に君の代わりにここにある植物たちの意見をまとめてきてくれ、って俺が言われたとしてもできないんだから。適材適所だよ。
リーザ:さすが白鳥部長、素晴らしくわかりやすい例えですね^^
幹雄:あはははは………そうですね………
椎子:でも植物の意見をまとめるなんて仕事、まず無いんじゃないかしら~~??
幹雄:(ガ―――――ン)そ、そうですね
リーザ:いえ、そんなことないと思いますよ?例えば、盗聴器もなにも仕掛けていない植物の鉢植えを、会話を盗み聞きしたい部屋に置いておいて、
あとでそれを回収して、植物からどんな会話内容だったかを訊くとか……
椎子:きゃー!リーザ様ナイスアイディアねそれ♥♥
幹雄:は、犯罪じゃないけど……そんな風に自分の力を使おうって考えたことなかったですねー……
夜半:ここにも植物の鉢植えはいっぱいあるし、もう中原くんの悪口は言えないよね。
幹雄:(´Д`;)悪口言ってるんですか
夜半:言ってないけど。
(国際部の新人は近日登場予定!)