[NEWS]僕の青い猫・3

○刊ねぎ秘密結社ニュース

前回から、翌日。会社での昼休み)

 

ラシェル:梧さん♪お昼ご一緒します!

梧:……なんで断定なの……別にいいけど。

ラシェル:わ~♪うれしいなのです~!!(腕にしがみつく)

梧:ちょ…、会社でそうべたべたするのやめてよ。に思われたら困るし。

ラシェル:変?変ってどう変なことなのですか?

梧:ええとね……ほら、付き合ってるみたいに思われても……

ラシェル:ああ、付き合ってる。交際のことですか。交際で間違いはないですか?

梧:間違いでしょ。

ラシェル:交際、こうやって一緒にご飯したりするのは交際違いますか?

梧:それだけで交際とか……ああもう、絶妙に日本語不自由で困るな…この娘。
(小声)そういえば、君は僕じゃなくて橘兄さんを監視するんでしょ。僕にベタベタしてる場合じゃないんじゃ?

ラシェル:(小声)橘さんとは、同じ部署ですしずっと見ていられるので、昼休みくらいはいいですのです♪

梧:なんだそりゃ……

ラシェル:そんなことより、食べましょ食べましょ♪私、ドデカ山盛り本マグロ丼が食べたいです!

梧:どうぞどうぞ食べて……ってふたつ頼もうとしてるの、僕は別のもの食べるし、支払いも別だからね。

ラシェル:え~!どうしてますか!

梧:どうしてもこうしてもないから。

 

橘:(は~、午前の仕事疲れた。何か精のつくものでも食べよう…
ってあれ、梧?と……三田村さん?)

 

(なんだか親し気?に話しながら券売機の列に並ぶ様子を遠くから見つめる)

橘:(梧……三田村さん……経理部とは離れてるのに、いつの間にあんなに仲良くなったんだろう。
梧が身内以外の女性と歩いてるのなんて、すごい久々に見たかも……)

ラシェル:あははは、梧さん面白いですね~♪

梧:何も面白いことは言っていないけど…?

ラシェル:うふふ、梧さんと食べるマグロ丼、美味しいかもですのです♪

梧:はぁ……

橘:(楽しそうなのはいいけど……三田村さんは、もしかしたら……ウチの飼い猫のララ……かもしれないんだよな……梧は、そのことに気付いてるのかな……?)

ラシェル:大島さん!

橘:うわぁっ!? な、なに…?三田村さん……(っていつの間に横にいたの!?)

ラシェル:なに、って。私の方をじっと見てたから来たでますよ。

橘:(うっ、バレてた)

梧:い、いつの間に兄さんのところに……ララ、

橘:ララ?

梧:……っ、ラ、ラシェル!兄さんの昼食の邪魔しちゃだめでしょ、こっち!

ラシェル:え~!梧さ~ん!(梧に手を引かれて連れていかれる)

梧:(……何してんだろ、僕。別に、彼女の正体が兄さんにバレようとバレなかろうと、僕が困ることなんてないのに…)

ラシェル:……うふふ♪

梧:な、なにその笑い……

ラシェル:梧さんにラシェル呼ばれるの、なんだか嬉しいです♪

梧:し、しまった……ララって呼びかけたのを誤魔化すのに、つい……

ラシェル:全然、構わないのですよ、

梧:……なんか遂に呼び捨てになっちゃってるし。もう、知らない……。

 

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