前回の続き。
かねてから出産予定だった遠山 満の妻・芹子は
8月29日、無事男の子を出産。
そしてその数日後、親子そろってねぎ社のオフィスを訪れる…。
満:おーす、連れてきたぜ~
芹子:こんにちは~!
奈津恵:…あら遠山君。まあ、芹子さんも!退院したのね。
みはる:きゃーーっ!芹子さんお久しぶりっ!身体はもう平気なのぉ?
芹子:うん。大丈夫よ。
愛子:きゃあっ♥ 赤ちゃん見せて見せて♪(子供は満が抱いている)
みはる:いやーーーん♥♥ かわいいっっ!!
千雪:確か男の子なんでしょう?……芹子さんによく似ていますわね。
幹雄:そうですね。肌が白くて女の子みたいに可愛いですね。ねぇビビアン?
悟史:良かったね~~ まんちゃんに似たらギャンブル好きになっちゃうよ。
満:ぬぁんだって?さとっつあん(悟史の頬をつねる)
みはる:そーいえば名前は決まったの?
芹子:うん、名前はね、だいぶ前から決めてたんだけどね。昴(すばる)っていうんだけど。
みはる:すばるくんかあ!……すばるくーん♪みはるおねぇちゃんでちゅよー♥
おっきくなったらみはるおねーちゃんと結婚しようね♥
ドサドサドサドサッ!! ← (少し離れた購買部オフィスから、橘が書類の束を落とす音)
満:いきなり婚約するなよ(汗)
眞妃:それにしても…芹子が子供産むなんてねぇ…(しみじみ)
芹子:なっ…何よ眞妃…そんなしみじみと。
眞妃:だって…ついこの間まで遠山さんに一途に恋する乙女だったと思ったら…
いつの間にやら彼女になって、奥さんになって…早いものよねぇ(うんうん)
芹子:(真っ赤)な…べ、別にいいでしょ!
あんただってついこの間までハリーちゃんのこと張り倒してたくせに、
いつの間にやら奥さんやってるじゃない!
そ、そっちこそ、二世ご誕生のご予定はないのかしら?お・く・さ・ま♥
眞妃:!!……べ、別に私のことはどーだっていいでしょ!?(こっちも真っ赤)
満:おぉ、眞妃とハリーちゃんの子供も見てみてぇなあ!
さぞかし美少年か美少女が生まれそうじゃん!
悟史:そうだねぇ~。というわけでどうなんだい?眞妃ちゃん。
眞妃:吉村さんまで…!!(汗)私よりも中原さんはどうなんですかっ?
もうすぐ結婚一周年ですよねぇ?(必死に話をそらそうとする)
幹雄:うちはビビアンがまだ高校生ですし。当分はつくりません(にっこりきっぱり・爆)
満:お前…とぼけてそうで、変にしっかりしてるよな(笑)
(昴、泣き出す)
満:おーおー、芹子ぉ、ミルクじゃねーか?
芹子:あ、時間的にそうかもしれないわね。湯沸し室借りるわねーー!
(手早くミルク作成。さすがに人前で母乳はやばいので・爆)
千雪:へえ…手馴れたものですわね。
芹子:まあね~。
(一同、昴がミルクを飲む様子に注目)
みはる:う~~~~ん……ほんっっとにかぁわいぃねぇ~(ほやや~ん)
赤ちゃんっていいよねぇ~~……
眞妃:そうね…(つられて微笑む)
悟史:というわけで……順番的に次は眞妃ちゃんかなあ?(にやにや)
眞妃:ああもう!吉村さんっ!?(せっかく話がそれてたのに!)
みはる:っていうかあたしも赤ちゃん欲しいっっ!!
ドン!! ガッシャーーーーン!!! ← (橘が転んでガラス窓に頭をつっこんだ音・笑)
愛子:それにしてもほんとに可愛いわねっ!今度、おうちにも見に行っていい?
お祝いも持ってくわっ!
芹子:うん、もちろんいいわよ!会社から近いしね。お祝いは大歓迎よ♪
みはる:あーっ!あたしも行くぅ!そーいえば橘くんとお祝い買ったんだ♪
眞妃:それじゃ、今週末にでもお邪魔しようかしら?
愛子:そうねっ!行きましょ♪
(しばらくして、芹子が昴を連れて帰り、一同はそれぞれのオフィスに戻る)
愛子:あー、可愛かったなぁ♪大島さんも見に来ればよかったのに!
…って、あれ? 大島さんなんで床に倒れてるの?
書類は散らばってるしガラスは割れてるし……
……まぁ、いっか♪ お仕事お仕事♪