みひろ:……ふう、会社にバイト頼まれるなんて久しぶりね。
それにしても、今日は一段と暑いわね……
ちょっと露出した服で来ちゃったけど……会社では着替えるし、まあいいわよね。
(ねぎ社に向かうみひろ、そしてやや後ろから照美が歩いてくる)
照美:っもう~~~!なんなのこの暑さ!汗でメイクが落ちちゃうじゃないっ!
さっさと会社に行って涼まないと!……あら?あれは……
みひろ:それにたまには色っぽい格好して、
橘さんにちょっとは注目してもらってもいいわよね……うふふ。
照美:なに朝っぱらからニヤニヤしてるの!
みひろ:! (後ろから背中を叩かれる)
照美:ほほほほほ、森川さんごきげんよう。
ずいぶんとさっぱりしたものね。貴方にそんな度胸があったなんて思わなかったわ!
みひろ:? こんにちは。ええと、度胸って何のことですか?
照美:何トボけたこと言ってるのこの子は!あれだけ長ったらしい髪をそれだけ短くしたら
いくらなんでも誰だって気づくに決まってるでしょ!!
みひろ:髪短くしたの、もう結構前ですけど……
照美:え?あ、あら?貴方と顔合わせるの、そんなに久しぶりだったかしら??
……………ちょ、ちょっと、何よそれは!!??
みひろ:それ??
照美:貴方こないだ会った時は私といい勝負のぺったんっぷりだったのに……
その反則気味な谷間はなんなの!!??
みひろ:……ああ、やっぱり露出しすぎですかね~。これから気をつけます(ぺこり)
照美:………………………………
(小声)ねえ森川さん、今後師匠との事は大目に見てやってもいいから、
あたしにそのバストアップ方法教えてくれないかしら?
みひろ:えぇ?方法も何もあたしの胸は前からこうですよ!
照美:そんなワケないじゃない!…もおおお、貧乳が巨乳になったからって、
あっさりと上から目線になっちゃってこの子はもおおおおヽ(`Д´)ノ
みひろ:巨乳とか言われるほど大きくないですよ~。
照美:谷間があれば十分でかいわよこんちくしょおおおお!!!!覚えてなさい!!!!!
(みひろを追い越して会社へ走っていく)
みひろ:………なんなの?あの人。ってか誰だったんだろう………。
あたしの名前知ってるってことは、会社の関係者よね?
あとで名前聞いておかないと。
(照美、会社到着)
みはる:おはよーございます!照美ちゃん今日もヒョウ柄?好きだねぇ~
照美:(@△@;)!!??あなたいつの間にあたしを追い越したの!!?
みはる:え?だってあたし今日は鍵当番だもん。一番に来てたよ?
照美:(@△@;)ってか、髪、髪が!!??
みはる:髪の毛がどうしたの?
あ、きのう前髪ちょこっとだけ切ったっけ。よく気づいたねっ!
照美:そ、そうじゃなくてええ!!!
みはる:あはは、へ~んな照美ちゃん!
…あ、ヤカンの音が!ちょっと湯沸室いってきま~す!
照美:な、なんなの…?もしかして髪を切ったように見えたのは、
単にまとめてあっただけとか…?
でもあの子、いつもどおりのツインテールだったわよね……ええええ?
みひろ:おはようございまーす!
橘:おはようございます。
照美:(@△@;)いやあああやっぱり髪が短くて胸がでっかい!!??
みひろ:それにしても橘さんが社員寮から出てきてびっくりしちゃった。
橘:予算の関係で湧木さんと相談があってね…ちょっと寄ってきたんだ。
…というか、照美ちゃんどうしたの?
みひろ:あっ、さっきの人!
照美:(@△@;)森川さんが髪が短くて
でも長くなってでもまた短くなってそれでいてまた
でっかく谷間!?まさかこれが噂の熱射病なの!??
みひろ:だからそんなに言うほど大きくないですってば~。
ねえ橘さん?うふふふ(わざと寄せて谷間を強調してみる)
橘:いや、あはははは……十分だと思うけどね……(すごく困ってる)
照美:谷間を武器に師匠を誘惑するんじゃないわよこの小娘――――!!
(スパ――――――ン!! ←スリッパで叩く)
みひろ:痛ぁ~い!なんなのこの人ぉ!?別にいいじゃないですか!
どーせ橘さんは何したって振り向いてくれないもん。
このくらいどうって事ないわよねえ?
(胸を押し付けるようにして腕にしがみつく)
照美:何してんの!! このエロ小娘!……えええいあたしだって全くないワケじゃないのよ!?
(みひろと反対側の腕に同じようにしがみつく)どう師匠!ある!?あるわよね!?
橘:あ、あの……ふたりともやめてくれないか……な……(なんなのこの状況……)
みはる:橘くん、なにやってるの(・ω・)?
橘:うん、みはるちゃん助けて。
照美:(@△@;)ええええ!? 森川さんが二人!!??
橘:…まあ確かに森川さん二人だけど…なるほど、照美ちゃんは知らなかったのか。
髪の短い子の方は、みはるちゃんの双子のお姉さんで、みひろちゃんって言うんですよ。
あ、みひろちゃん。こちらは事業企画部の部長さんで南十字照美さん。
みひろ:ああ!そういえばみはるからそんな名前を聞いたことがあったわ!
橘さんとの仲を認めてくれないとかなんとか言う、小姑さんみたいな人だって。
照美:誰が小姑よ!!!……な、なるほど、双子ね……道理で……
みひろ:みはるがダメなら、あたしなんてどうですか?うふふ。
橘さんとみはるの仲を認めないってなら、壊す協力しちゃいますよ♥ なんてね。
みはる:えぇ~?みひろちゃんひどおぉい!みひろちゃんには勝てる気がしないよお!
みひろ:あっはははは、冗談だってば!橘さんの心はゆるぎないって、あたし信じてるもん♥
(むぎゅうううう)
橘:はははは…
信じてくれるのは嬉しいけどそろそろ二人とも離れてくれないかな…(疲れてる)
久我:おはよう。
みはる:あっ、久我さんおはようございまーす!
橘:お…おはようございます久我さん…
久我:………(橘の状況を見る)………橘君。
橘:は、はい?
久我:リア充は爆発するといいよ。
(橘の肩をポンと叩きながら)
橘:∑( ̄□ ̄;)…………!!!!