(キーン コーン カーン コーン)
満:いやぁ~~~やっと昼か!午前中はいい仕事したな!
浪路:お前1時間くらい前に来たばっかじゃね?(つまり遅刻)
満:(聞こえないフリ)さーて昼メシにすっかな!ふっふふ~♪
浪路:? なんか嬉しそうだな。そういやお前昨日、パチンコで大爆死して給料日まで文無しとか言ってたじゃん。昼メシどーすんだ?
満:見よ!(デデーン!)
浪路:弁当箱?芹子に作ってもらったのか?ご愁傷様。
満:ちっちっちっ、それが違うんだな!桜だ!
浪路:桜……あぁ、お前の年の離れた妹か。(注:満には芹子と同い年の妹と、そのさらに下に17歳の妹がいる)
満:桜が土日に遊びに来ててな~。兄ちゃん金ねーんだよー昼飯食う金もねーんだよーって言ったら弁当作ってってくれてな!
浪路:12も年の離れた兄貴から金せびられてるかのような発言されて桜ちゃんも不安だったろうな…気の毒に
満:いやー、昼飯代もねーし、こりゃ芹子のゲロマズ弁当でも食うしかねーかなって思ってたら、とりあえず今日は妹のおかげで助かったわ~!
浪路:嫁の弁当をゲロマズ呼ばわりとかしてやんなよ……間違ってはねぇけど
ま、妹が料理得意で良かったな。
満:いやそれが、桜は料理したことねぇっつうのよ。
浪路:!?
満:でも、「困ってるお兄ちゃんを助けるために頑張る!」って言って、色々勉強して作ってくれたみてぇだぞ?
浪路:いい子だ……いい子過ぎる……兄貴はこんななのに……
満:こんなとか言うな!ま、桜の勉強の成果を見せてもらうぜ~♥
たとえ料理初心者が作ったモノでも、芹子のよかマシだろ。
浪路:ま、まぁな……
満:桜~♥ お兄ちゃんが愛情と感謝の気持ちをもっていただきま~す♥
(イメージ)
満・浪路:・・・・・・・・・
(一通の手紙が入っている)
お兄ちゃんへ
料理やったことないから、芹子お姉ちゃんに教わって、頑張って作ってみたよ。よくできたかな?しっかり残さず全部食べてね!午後からのお仕事も頑張ってください。 桜より
浪路:良かったな。かわいい妹に頑張って弁当作ってもらって。しっかり残さず全部食べろよ?
満:(涙目で口パクパク言わせてる)
浪路:ま、給料日まで金ねーなら、明日からは芹子が作るんだろうし変わらねぇだろ。頑張れ~w