(日曜日、朝。社員寮『わけぎ』)
”ピンポーン! ピンポーン! ピンポーン!! ”
次郎:!?(寝てたけど飛び起きる)
(一体何………?(モニターを覗く)うわっすごいアップ…
カメラ近づきすぎ…誰だろう…)は、はい……?
??:『助けてください!お願いしますっ!!! あなたの助けが必要なんです!!!』
次郎:(……怪しい宗教かなにか……?)あ、あの、わ、訳わからないんッスけど…!?
??:『お願いです!助けてください!!!私、あなたの助けがないと…死んじゃうっ!!!』
次郎:は、はぁ…?(って待てよ、この声………まさか、、)
(玄関のドアを開ける)
清子:も――――!!お兄ちゃんが早くスカイツリーに
連れてってくれないと
あたし死んじゃう――――――(≧▽≦)!!!♥♥
次郎:∑( ̄□ ̄;)やっぱり清子(さやこ)だ
――――――!!!!!
賢三:ほら…清ちゃん、兄ちゃんやっぱり寝てたじゃん。
次郎:賢三(けんぞう)まで……一体何しに !? 今何時だと思ってるの!?
清子:えーっとぉ(スマホ見て)午前6時27分かなっ(≧▽≦)b
まぁ日曜日だから寝てるとは思ったけどぉ♥
次郎:∑( ̄□ ̄;)平日でもこの時間は寝てるよ!?
全く、来る時はメールでもいいから一言連絡くれって…
清子:メールしたよ(・ω・)?
次郎:えっ、いつ……
清子:5分くらい前に。
次郎:(>’A`)>ウワァァ!! もう!そんなギリギリのメールとか意味ないから!
最低でも一週間前にはよこして!これでもし僕が出張とかで留守だったら
どうするつもりだったの!
清子:んーそしたらお兄ちゃんの会社に突撃して、
お兄ちゃんどこにいるか訊いちゃうかなっ☆(ゝω・)♥
次郎:やーめーてー!!!
会社に迷惑かけるようなことしちゃ駄目!!!!
賢三:あの~……兄ちゃん……
次郎:何!
賢三:腹減ったから何か食わせて~。スカイツリーまだ開いてないでしょ?
次郎:…….._| ̄|○
(とりあえず家に入れる)
清子:……あれー?
次郎:?
清子:照美お義姉さんいないの?(*´艸`*)
次郎:(;゚□゚) 別に一緒に住んでないよ !?
清子:そりゃ住んでないんだろうけどぉ~、週末なのにぃ。
昨晩はてっきりお泊りしておたのしみしてるかと思ったのにぃ(*ノωノ)
次郎:してないから!!!!(真っ赤)
賢三:でも婚約してるんだもんね。あーあ、僕も17にして叔父さんになっちゃうのかぁ。
次郎:君ら妄想が先に進みすぎ!!!!
・ ・ ・ ・ ・
次郎:…それにしても。。。賢三…
賢三:んぐ?(次郎が用意した朝ごはん食べながら)
次郎:また背伸びたね…………
賢三:んー。今186cmかな?
次郎:その身長10cmくらい僕に回ってきて欲しかった…orz
清子:賢ちゃんてば背高いし陸上はインターハイ出るレベルだし
カッコイイよねぇっ(≧▽≦)賢ちゃんと東京来ると
自慢の彼氏連れてる気分になっちゃうっ♥♥
賢三:清ちゃん、そんなこと言うと律ちゃんに悪いよ。
清子:え~、律ちゃんそんなことで怒らないもん☆(ゝω・)♥
次郎:律ちゃん……?
清子:あたしの彼氏☆(ゝω・)♥おんなじクラスで賢ちゃんとは同じ陸上部なの~♥
次郎:(゚Д゚)彼氏いるの!?
清子:なによぉあたしに彼氏がいたら悪いわけぇ><
賢三:兄ちゃんは照美お義姉さんに会うまで
彼女居ない歴=年齢だったから悔しいんだよね。
次郎:代弁しなくていいから!!!
僕は賢三くらいの年の頃は彼女はおろか女子の友達…すら…
賢三:兄ちゃん奥手だからね~。
清子:そうそう!見ててイライラするもんっ(>ω<)
よく照美お義姉さんをつかまえられたと思うもん!
次郎:…….._| ̄|○
清子:あちなみに賢ちゃんにも彼女いるから!
次郎:((゚Д゚) !!?
賢三:え、ちょちょっと清ちゃん…みーちゃんはそ、そんなんじゃ
清子:いいなぁ~あんなかわいくて尽くしてくれる女の子!あ、この娘なんだけどねっ♥
あたしたちのひとつ後輩でぇ♥美依(みい)ちゃんっていうだけどぉ~
賢三:なんで写真持ってるのー!? ……清ちゃん後でその写真ちょうだい……
・ ・ ・ ・ ・
清子:で、お兄ちゃんは今日は予定あるの?
次郎:なんでそれを事前に訊いてくれないの…
清子:(´ε`)~♪
次郎:今日は元々照美さんと出かけ
”ピンポーン ”
次郎:∑もう来た!?
照美:(鍵持ってるので)勝手に入るわよ~! おっはよう泉君……ってあら
清子:キャー照美お義姉さん
キタ―――!!!゚+。:.゚ヽ(*´▽`*)ノ゚.:。+゚
(抱きつく)
照美:きゃぁあっ!? え、ええっとこの子達なんなの泉君!?
次郎:そ、そういえば正式に顔合わせはしたことなかったかも…!!!
い、妹の清子と、こっちは弟の賢三です…!二人とも高校三年生で
照美:二人とも?ってことは双子なの?
賢三:どうも初めましてお義姉さん~。清ちゃんが4月生まれで僕が3月生まれだから
ひとつ違いだけど学年は一緒なんですよ~。
照美:へぇ…ってあなたずいぶんと背大きいわね。泉君の弟とは思えないほど…
次郎:orz
清子:ねぇねぇ照美お義姉さん!お義姉さんも一緒にスカイツリー行きましょ(≧▽≦)♥♥
照美:スカイツリー?
清子:(≧▽≦)行ったことないんですもんもん!行きたい行きたい連れてってぇー!
次郎:こ、こら清子、照美さんにそんな無理を押し付……
(本音→休みの日くらい二人で過ごしたいのに…!)
照美:別にいいわよ?
次郎:!?
賢三:僕は東京の美味しいもの食べたいな~。
照美:じゃあスカイツリー行って、ソラマチでなにか食べればいいわよね。行きましょ!
清子・賢三:☆-(ノ´∀`)八(´∀` )ノわーい
次郎:(;´Д`)えぇぇぇぇ……い、いいんですか照美さん……
照美:もちろんいいわよ?っていうかね……
次郎:て、ていうか?
照美:この子達がいた方が、かなり素のあなたを見れそうで面白そうなんだもの(´∀`)
次郎:ガ━━━(;゚Д゚)━━━ン!!
【おまけ】↑イラストで清子ちゃん(153cm)と
身長差がありすぎて入りきらなかった賢三くん