(情報システム部)
満:お~いみんな聞いてくれ!突然だけど今日から新人来るわ~
浪路:は!?
杏寿:本当に……突然ですね。
恵莉:あはは……
浪路:なんでそんな大事なこと、今日の今日まで教えてくんなかったんだよ。もちろん女の子なんだろうな?
恵莉:浪路せんぱい、そこはべつに大事でもないきがします…
満:おうよ。この情報システム部……もとい3階東フロアは隣の事業企画部も含め、オレ以外の男は所属できない謎の呪いがかかってるからな!新人は当然、女だ!
浪路:いっそお前も女になっちまえよ。あ、いややっぱキモイからいいや
杏寿:別に呪いでもなんでもなく、たまたまらしいですけどね……希望するなら男性社員を入れるって、社長がおっしゃっていましたよ。
満・浪路:いらん!!!!
杏寿:浪路さんまで…(笑)
満:さぁて、そろそろナッちゃ……瀬上人事部長が連れてくるはずだけど。
恵莉:…………
” コン、コン ”(ノック)
奈津恵:失礼します。新人さん、お連れしましたよ。
???:失礼…しまぁす。よろしくお願いします。
奈津恵:紹介します。本田 鈴さん。プログラミングの経験豊富な方ですので、すぐに皆さんの力になれると思いますよ。
鈴:そ、そんなぁ~…た、大した事ないですよぉ…。
あ、ご紹介にあずかりました本田と申します。よ、よろしくお願いします~。……あぁッめっちゃ緊張するーっ
浪路:俺は東堂浪路。気軽に下の名前で呼んでくれ!よろしくな♥鈴ちゃん。
鈴:!!!!
杏寿:真北杏寿と申します。本田さん、よろしくお願いしますね。
鈴:!!!!!!!!……やあぁぁっっっべ……マジクッッッソイケメンとメガネ大和撫子……眼福眼福……へへへへへ♥♥♥
恵莉:………鈴ちゃん、ていねいにあいさつしてるつもりでも、しっかり本音がもれてるよ……
鈴:!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ―――――!!!! そうだった!!! 恵莉っぴがいたんだった!!!!!!
満:恵莉っぴww!? なんだお前ら知り合いかよ。
恵莉:あ、はい……鈴ちゃんは、わたしのいとこです……きょう来ることも、じつはもう知ってて…。
浪路:なるほど、さっきから漂うオタク臭は恵莉(ゲームオタク)に似てるからか。
恵莉:わたしは、ここまでひどくないですけど…
鈴:言ってくれるねぇ恵莉ぴっぴっぴwwwww ゲーム業界オモテもウラも蹂躙するヲタ女王が何言っちゃってんのwwwwww
恵莉:そ、そんなことしてないですけど―――――!?
鈴:あーあー!なんかもう畏まるの無理ゲーwwwww もうあたしこのノリで行くんでみんなよろwwwww
満:ホント、個性的なの来たよなー。まぁクソ真面目よりいいけどw
浪路:個性的とかおまいう……… トップがこんな(満を指さす)だからだろ。
満:そっかー☆(ゝω・)♥
(その頃、情報システム部の監視カメラを、パソコンを通してそっと覗く人物が…)
夜半:………この子が、レインが入社申し出る(※正確には奈津恵が強く推薦した)までにウチ(国際部)に入るのが内定してた子かぁ………
……………………………………………………………………………………………なんかちょっとアクが強そうだし単純で扱いやすいレインが入ることになって、かえって良かったのかな……
礼音:なんだアレク、誰が単純だと?(即座に剣を取り出し夜半の首に突きつける)
夜半:はいはい書類を血で汚すの止めようね。暴れれば暴れるほど君の仕事増えるからね。
たかが人間でも短時間でこなせる仕事だもの、君がサクッとできないはずないよね?
礼音:当然だ!!!! 人間にできて、この私にできぬことなど、ない!!!!!
夜半:(リーザ君[閣下]と似たようなタイプで、良かった。)