(前々回の新入社員紹介後…in購買部)
美彦:―――と、言うわけでだ!!!改めて自己紹介するが
俺様は購買部でいっちば―――んエライ!!!!柴田美彦超超超ちょ―――部長だっ!!
気軽に柴田超部長!!!って呼んでくれていいぞ!!!!!
愛子:―――とまぁ柴田部長はこの通りちょっと人間離れしてるけど
仕事のデキる頼りになる人だから分からないことがあったら何でも訊いてねv
美彦:人間離れとか言うな百武――――――!!!!
橘:百武さんだって結構人間離れしてるでしょ…毎朝ジョギング100kmとか…
愛子:てへ♥
美彦:って大島 橘!!!貴様何故購買部にいる――――!!!!!(胸ぐら掴む)
橘:社長が今回のニュースはツッコミ役がいないとかぼやいてたから……
愛子:(≧▽≦;)キャー超裏事情ー!
…あ!ごめんねぇ氷雨ちゃん!騒がしいけどこれが購買部だから慣れてねっ!
氷雨:は、はい(柴田部長の勢いに圧倒されてる)
愛子:ほらぁ!部長が怒鳴ってばっかだから氷雨ちゃんおびえちゃってるじゃなーい!
美彦:怒鳴ってなんかないぞ!!!!俺様はこれが普通なのだ!!!!
俺様の声がでかいんじゃなくて周りのみんなの耳が良すぎるんじゃないか!!!??
橘:なんという責任転嫁。。
氷雨:……あの、愛子おねえさま、ひとつ聞きたいんですけど
愛子:ん、なあにい?
氷雨:この人(柴田部長を指差して)ほんとに普通の人間なんですか?
暑苦しくて、私溶けちゃいそうです。
美彦:なんだと――――――!! 俺様ほどまともかつ真面目な人間などおらんわ!!!!!
人間じゃないのとか、…そう、烏丸なんて人間じゃないじゃないか!
雪ばっかり降らせて!!
氷雨:雪彦おにいさまを悪く言わないでください。
それが崇高なる雪女族のすばらしい能力なんですから!
美彦:室内で雪降らすのがどこが崇高なのだ!!!
氷雨:(怒鳴られて怯む)うう……この人怖いです……
美彦:怖いと思ってくれて結構!!! いいか朝霧!!
今日から購買部のなんたるかを1から叩き込むから
覚悟を決めて…………ぐおっ!?
(後頭部をモップの柄で殴られる柴田部長)
みゆき:何、か弱そうな女の子を怯えさせてるのだ、この大馬鹿者が。
愛子:あ、みゆきさんこんにちはぁー!珍しいですねっ!購買部に来るなんて!
みゆき:ああ、この馬鹿(=柴田部長)が大事だとかわめいてた書類を
今朝思いっきり忘れて行ってたからな。渡しに来ただけだ。
そこでまさか女の子を苛めてる現場に出くわそうとはな。最低にも程があるな。
美彦:み、みゆきちゃん!誤解だって!これは俺様流教育的指導であって…!!!
みゆき:うるさい(ゴスッ ←再度モップで殴る)。お前の方が教育的指導が必要だろう。
そこの女の子、涙ぐんでるじゃないか。新人だからって甘やかすのも問題だが、
お前は限度ってものを知れ。
美彦:うう…ごめんなさいいい…
みゆき:わかったらとっととこの書類持っていけ。経理に提出するんだろう。
美彦:はぁい……(しょんぼりとしながら経理部へと去っていく)
愛子:あっはは!柴田部長もみゆきさんには敵わないよねぇ~
氷雨:……………………
みゆき:ふう、あいつが居なくなったら急に静かになったな。
(氷雨の方に目をやり)……あぁ、一応言っておくか。
私はあいつの嫁なんだが……ん?
氷雨:………か……かっこいい………♥
助けてくださってありがとうございます!……あ、あのっ……
みゆき:なんだ?
氷雨:あ、あの、おねえさま、雪女族じゃないですよね…?
みゆき:残念ながら普通の人間だが。
氷雨:そうなんですか…でも、おねえさま、かっこよすぎます…!
雪女族が忘れがちである強さと誇りと気高さを兼ね備えたようなその美しいいでたち、
あんな妖怪みたいな男を簡単にはねのけるそのすばらしき強さ、もう完璧です……っ♥
みゆき:……??
氷雨:もう、みゆきおねえさま……
いえ、みゆき様と呼ばせてください!!! きゃぁああああ♥♥♥
(がばぁっ ←勢いよく抱きつく)
みゆき:…………大丈夫かこの娘、色んな意味で。
氷雨:みゆき様っ!私にも是非雪女族としての強さと誇りと気高さを
身につける方法を教えてくださいっ♥
みゆき:いや、だから私は普通の人間だから。
(小声)……こういう前しか見えてないタイプは苦手だ……
橘:(;´-`)最近こういう無理やり弟子入り(?)するの
流行りなのかな……(照美ちゃんとか)