[NEWS] 浪路のクールビズ

○刊ねぎ秘密結社ニュース

(自販機前)


浪路:ふひぃ~~~~暑っっちぃなぁ~~~……
とてもじゃないけどあんなトコに居られん……!!!
(オフィスから持参した団扇代わりのマウスパッドで扇ぎつつ)

愛子:あっれぇ~ 浪路さん奇遇だね!こんなとこで会うなんて!

浪路:? ……なんだ愛子か。どうしたんだよ仕事中に。

愛子:なんだとはなんだ!全くぅ、暑いからってYシャツはだけさせて扇いでるなんて
浪路さんだらしないぞぉ!

浪路:社内を水着で歩いてるお前に言われたくねーぞ……

愛子:あ、これ水着じゃないよ。ブラ!

浪路:(゚Д゚)なお悪いじゃねーか!

愛子:だって水着って通気性悪そうじゃないー? だからブラで…

浪路:通気性うんぬん以前に社内をブラでうろつくのがおかしいって、まず気付け。

愛子:(浪路が何を言おうとまるで気にしない)けど浪路さんサラシだっけー?
習慣なのはわかるけど、さすがに夏場はしんどそうだよね~。

浪路:ま、まぁな…しかも今日は運悪くエアコンが壊れて修理してるから
ものすごい暑くてな……おまけにシステム部は何台もパソコン付けっぱなしだろ?
暑くて居られなくて飛び出してきた、ってワケだ……。

愛子:あらら~、そうなのかぁ。ま、ウチも似たようなもんかな今日は!

浪路:なんだよ、購買部は雪女の氷雨ちゃんがいるから年中涼しいんじゃなかったのかよ?

愛子:その氷雨ちゃんが今日は私用でお休みなんだよね~。
だから、なんかエアコンじゃ物足りなくて暑くて脱いで仕事してたら
柴田部長に追い出されちゃった☆ てへ。

浪路:そりゃブラ姿じゃ追い出すだろうよ……

愛子:えー?なんでブラじゃダメなのかなぁ?
水着でもブラでも隠れてる面積は同じじゃんねー?

水着なら人前に出てもよくって、
ブラはダメってのがあたしにはどーしてもわっかんない♪


浪路:(;´Д`)愛子、ここが会社って分かってるよな?

愛子:(浪路が何を言おうとやっぱりまるで気にしない)でも浪路さんもさー、
さすがに夏もサラシじゃきっついでしょ。何かプライドはあるかもしれないけど
夏くらいブラにしてみたら?夏用の涼しいブラとかあるんだよ~。

浪路:夏用ブラ?そんなのがあるのか……?俺下着とか詳しくないからな……



ググッてみた



浪路:へぇ~。お前がつけてるそれも水着にしか見えねーし何がブラだ!とか思ってたけど
水着にしか見えないデザインのとか、ホントにあるんだなー。

愛子:でっしょー。あたしが今日職場から追い出されちゃったのは
来客があったからなんだけどねー。

購買部は来客多いからアレなのかもだけど、浪路さんとこ来客とか全く無いっしょ?
暑くて仕事がはかどらないなら多少のクールビズは許されると思うんだけどな!

浪路:……そうだよなー……仮にエアコン直っても、PCつけっぱなせいで
あんまり涼しくなんてならねーし、仕事効率向上のためなら
多少だらしない格好も許してほしいよな。


愛子:そーそー!そんなマウスパッドで扇ぐくらいなら、脱いじゃえ!
汗くさくてヒィヒィ言ってる浪路さんなんて、カッコよくないよ!

浪路:カッコよくない…………
そ……そうか……?(だんだん愛子のペースに乗せられていく)

愛子:浪路さんはいっつも涼しげにスマートに爽やかに
カッコよくいて欲しいなっ!

浪路:………!!!
お、俺ちょっとブラ買ってくる――――――!!















浪路:ふぃ~~…暑かった……でもすぐ見つけられて良かった……夏用ブラ!
早速着てみるぞ……なんかちょっとドキドキするな……
(稲葉ななみ時以外ほぼ着用したことが無い)







浪路:お、涼しい!これは涼しいぞ!しかも全然ブラに見えねーし!
これで仕事が抜群にはかどる!今日締め切りの仕事あるしさっさと戻らねーと!







(情報システム部)


満:おう浪路おかえり。なんだそのブラ一丁の姿は。

浪路:(゚Д゚)一発で見破られた――――――!!

満:ダテに毎日エロ動画エロ画像みてねーぞ。オレの目はだませない!!!!

浪路:それ自慢にならねーし!!!! ……ってか……お前こそ……
海パン一丁で仕事してる――――!!??

満:これは海パンじゃないぞ、トランクスだ。

浪路:(゚Д゚)なお悪いわ!!!!!!い、いやブラつけてる俺も人のことは……

満:こう暑いと終わる仕事も終わらんからなー。あ、お前らも暑かったら脱げ脱げ!
まん部長が許す!許しちゃう!

杏寿恵莉:お断りします。

浪路:なんか……色々決意してブラ買ってきた俺がアホみたいだな……
もうマジでこのまま仕事してやる!
クールビズ万歳!ブラ万歳!あはははは!


恵莉:……あつさで、浪路せんぱいが、こわれちゃいました……;;

杏寿:遠山部長は…?

恵莉:遠山ぶちょうは……まあいつもあんなかんじかと……





(その後、隣の事業企画部の照美からこっぴどく怒られ、元に戻った二人であった)

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