[復刻Interview]第15回 中原幹雄

インタビュー

過去(1998~1999年頃)週刊連載していた「今週の社員さん」を復刻掲載!
インタビュアーはねぎ社長
キャラの年齢や所属、家族構成などは当時の設定のままなので、
現在の設定と違いがあるものもあります。ご了承ください。


第15回 中原幹雄さん(システム設計部/25歳)


社長:えーどうも、今日はよろしくお願いします。中原さん。

幹雄:どうも、こちらこそよろしくお願いいたします。

社長:(な…なんか固いなあ…ま、まあいいか。)
これからいろいろ質問しますんで答えて下さい。
えーっと、まず仲のいい社員さんは?

幹雄:仲のいい、ですか…えー…誰だろう…?
…ねえビビアン、誰だと思う?

社長:(で、出たっ!)あ、いや、そんな深く考えずに…普段よく話す人とか。

幹雄:よく話す人、ですか…えー…そうですね…大島君……

社長:ほほう、橘くん。

幹雄:あ、いや、よく話すというか、さっきそこで会って挨拶されたんで。

社長:おいw …まあ友達の話題はいいわ。じゃあ本題へ。

幹雄:本題、ですか?

社長:ええ、だってあなたに聞くことと言ったらただひとつ!!
ビビアンって、一体何っっっ!!??

幹雄:え?ビビアンはビビアンですよ。何言ってるんですか。ねえビビアン?(さらり)

社長:(まっ……負けるな私!!これくらいでひるんじゃイカン!!)
……ひとつ聞くけど、中原さん。ビビアンは植物ですよね?

幹雄:ええ、植物です。

社長:だから……あなたが何故そんな風に植物にまるで友達や恋人のように
語りかけるのはどうしてだって聞きたいのよっっ!!!

幹雄:……………………………

社長:(あ……あれ?……なんかマズかったかな?)

幹雄:………………………っ(無言で涙を流す)

社長:∑( ̄□ ̄;)!? あ、あのっ中原さんっっ!!

幹雄:…………ビビアンは…………

社長:

幹雄:僕の恋人が育てていたお花なんです………

社長:え!そうなんですかっ!?……あ、でも過去形ってことは……

幹雄:僕の母は台湾人なんです。それで、毎年冬に台湾に里帰りするんですが、
4年前の里帰りの時に出会った女性が、ビビアンという名前でした。

社長:へえ~……

幹雄:でもビビアンは、一昨年の冬に、事故で…

社長:じゃあそのチューリップのビビアンは彼女の代わりなのか……
……なんか、聞いちゃいけないことだったねえ…ゴメンよ

幹雄:いえ、別に…

社長:!!!……待てよ……!?チューリップは恋人の代わり。それはいいとして
なんで年中枯れないのっ!?

幹雄:それは…僕にも分からないんですが…
彼女が事故に遭ってから、ずっと咲き続けているんですよね……

社長:………え………?

(……しばしの沈黙……)

社長:じゃっ…じゃあもしかして……彼女の魂が……

みはる:(いきなり) 中原さぁーん!お電話です。ビビアンさんから。

社長:ズコーー!!(一昔前のボケ)

 (電話を終えて、幹雄が戻ってくる)

幹雄:どうも、失礼しました。で、話の続きは…

社長:ちょっ…ちょっと待てえっっ!!彼女は死んだんじゃなかったんですか!?

幹雄:失礼ですね!誰が死んだなんて言いました?ねえビビアン?

社長:………(;´Д`)じゃあさっきの涙は一体!?

幹雄:ああ…、僕涙腺弱いんで…

社長:そーいう問題かあっっ!!??(゚Д゚)
じゃあ、そのチューリップの意味は一体……

幹雄:ええ、このお花は、離れて暮らすビビアンの代わりに肌身離さず、
いつでも一緒にいることにしてるんです。
彼女も、「ミキオ」って名前のシクラメンを持っています。

社長:シクラメン(笑)

幹雄:でも、もう離れて暮らすのもあとわずかなんです。
彼女を日本に呼んで、年内には結婚することになりました。

社長:へえ、おめでとう。式の時祝電くらいは打ってあげるよ。

幹雄:何言ってるんですか!式にはもちろん社長にも出てもらいますよ!
社員のみなさんも!それとジョセフィーヌにメリーアンにアンドレ、
ラセーヌにケムールにマリリンにも出てもらいますから!

社長:……だ、誰それ…?

幹雄:僕と彼女が育てているお花の名前です。(一部)

社長:へコーー!!(またしても一昔前のボケ)
…にしても…ホントに、どうして枯れないんだろうねえ…

幹雄:う~ん…やっぱり僕とビビアンの愛が強いからですかね?

社長:(あ、ノロケるやつやこれ。)
じゃ、どうも!今日はここまでっっっ!!!

幹雄:…あっ!社長?どうしたんですか?何で逃げるんですか!?

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