[NEWS] うちの姉さん/お姉ちゃんが一番!

○刊ねぎ秘密結社ニュース

2012年01月08日号にて、既に知り合いであることが判明した
榊 ゆたか東堂八雲の出会った時のお話。






2011年5月15日号「八雲にトモダチ大作戦・第2戦」のその後くらいの話と思われる)


大空:ねーねー八雲君!友達増やそうよ!

八雲:……ホント唐突だね。というかなんなの?俺、君とだって友達になった覚えないけど。

大空:なーんだよーつれないなー!
こないだ俺の実力行使で姉ちゃんに会わせてやったのにさー!


八雲:うっ……それは……(一応義理は通すつもりらしい)
……な、なんだよ。どう増やすってのさ。

大空:俺が思いついた、八雲君にぴったりのダチを紹介するっ!

八雲:俺にぴったり……?

大空:カモン!ゆたか !!!

ゆたか:へーい青木君!呼んだー!?☆☆
ってか呼ばれたからキタ――――☆☆☆

八雲:(……類友ってやつか……また鬱陶しそうなのが……)

大空:紹介するぜっ!榊 ゆたか!年は俺達より1個下の18!

ゆたか:よろしくぅ☆☆ 君、浪っち先輩の弟の八雲君っていうんだっけ!
青木君から話は聞いてるよ☆


八雲:…ふーん、年下なんだ。
初対面で年下の癖にクン呼ばわりとか慣れ慣れしいにも程があるね。


ゆたか:えー☆ ねー青木くーん!こいつ感じ悪い――――☆☆(指差して)

大空:もー正直だなゆたかはー!

八雲:二人そろって失礼だなホントに!
どーせ姉さんの差し金で友達になれとか言われただけでしょ。
俺は友達なんて作る気ないし愛想振りまく気もないからね。
俺には姉さんだけがいればいい!


ゆたか:……なるほどねぇ~☆

八雲:……何だよ?

ゆたか:いやー?青木君から、浪っち先輩の弟さんは筋金入りのシスコンだって
聞いてたから、コレかー!って思っただけ☆


八雲:…全く…何度も言ってるけど俺の、姉さんへの気持ちをシスコンとかいう軽い言葉で

ゆたか:(言葉をさえぎって)まあ浪っち先輩もカッコイイけどね~☆
やっぱうちのお姉ちゃんのかわいさには負けるかなっ☆☆
うちのお姉ちゃんがやっぱ最☆強☆☆だもん☆☆☆

八雲:(ぴくっ)お姉ちゃん……だと……?

大空:ゆたかのねーちゃんは、あの超人気アイドルの榊 みのりなんだぜっ!
すごいよなー!


八雲:……へぇ……俺アイドルなんか興味ないけど榊 みのりは知ってるな。
あの、胸でかくて頭足りなそうにしてれば売れると思ってそうな、
今時のって感じのありふれたアイドルだよね。


ゆたか:(ぴくっ)……その言い方はないんじゃないかなぁ?☆
確かにお姉ちゃんは頭悪いけど☆☆

大空:ゆたか、まるでフォローになってねぇ!

ゆたか:そこまで言うんだもん、八雲く……
東堂さんは自分のお姉さんによっぽど自信あるんだねっ☆


八雲:当たり前だろう。どれだけの女が束になってかかってこようと、
うちの姉さんが一番に決まってる!


ゆたか:ほんっとに、お姉さんしか見えてないんだね☆
もうちょっと周りを見たほうがいいんじゃない?☆

ここまで一直線だと面白いなぁ☆
なら、どっちのお姉ちゃんが素晴らしいか、勝負しようじゃないか☆


八雲:勝負?そんなの勝負するまでも……

ゆたか:自信ないの?

八雲:(イラッ)…ふん、わかったよ。どう勝負するんだ?

ゆたか:うちのお姉ちゃんのスリーサイズは
88・58・90!!!!!

八雲:!!???

ゆたか:ちなみにEカップだっ☆☆さあ東堂さん?
そっちのお姉さんはどうなのかなっ☆☆


八雲:く…たぶん姉さんは88cmもないはず…正確な数値がわからないのが悔しい…っ

ゆたか:じゃー1roundはオレの勝ち―――――☆☆

八雲:む、胸なんて大きければいいってもんじゃないんだからな!!!!

ゆたか:第2round!お姉ちゃんとお風呂に入ったことがあるっ!!!!!

八雲:∑( ̄□ ̄;)18にもなってか――――――!!!??

ゆたか:さすがに今は入らないよぉ☆

八雲:……そ、そうだよな……昔の経験も込みなら、俺だってあるさ。
7歳とかそこらん時の話だけど。


ゆたか:オレ12歳まで一緒に入ってたけど?

八雲:∑( ̄□ ̄;)負けた――――――!!!!!!!



(その後しょーもない戦いがしばらく続く)



ゆたか:今でもお姉ちゃんと一緒の布団でお昼寝しちゃったりするよ☆☆

八雲:∑( ̄□ ̄;)!!そんなの小さいころでも経験ないぞ!

ゆたか:あと一緒に旅行行ったりするかな~☆
お姉ちゃんとツーショの写真撮りまくるよ☆☆


八雲:∑( ̄□ ̄;)!!!!プリクラすら一緒に撮ったことないよ!

ゆたか:一緒にお出かけする時は手繋いじゃったり腕組んじゃったりするよ☆☆

八雲:∑( ̄□ ̄;)!!!!!!
いつも絶対1mくらいは距離取られてるよ俺!















ゆたか:な~んだぁ~☆ 全然大したことない、
ってかお姉さんは素晴らしいのかもしれないけど

全然、弟の特権をうまく利用できてないんじゃん☆☆もったいなーい☆☆

八雲:(敗北?を味わいすぎて灰と化してる)

ゆたか:そんなガッカリしないでよ☆ まあここまでやっておいてなんなんだけどさ、
勝負っていっても本当は比べようがないよね。
親は自分の子供が一番かわいいように

自分のお姉ちゃんが一番だってのは、当たり前だよね。

八雲:…………

ゆたか:東堂さんの言葉の端々から、ホントにお姉さんのこと大好きなんだなーってのは
よぉぉぉぉく、わかったよ!

八雲:……何を、今更……俺は本当に姉さんが好きなんだぁああ!

ゆたか:……よし、行こう東堂さん!(しゃがみこんでる八雲の腕をひっぱる)

八雲:ど、どこへ?

ゆたか:オレん家☆

八雲:はあ?

ゆたか:オレが、弟の上手な甘え方を伝授するっ☆☆☆
頑張って、東堂さんもお姉さんに愛される弟を目指すんだっ☆☆

八雲:愛される弟………!!

ゆたか:行こう!オレ、同じお姉ちゃん好き同士応援しちゃうよ☆☆☆

 


















……あれ?大空は?



大空:(途中からついていけなくなって離れて焼き芋屋にいる)
おっちゃーん、焼き芋3つ。………はぁ。俺もねーちゃんほしーなー。
どっかに殴って蹴って罵ってくれるお姉様いねーかなー。

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