過去(1998~1999年頃)週刊連載していた「今週の社員さん」を復刻掲載!
インタビュアーはねぎ社長。
キャラの年齢や所属、家族構成などは当時の設定のままなので、
現在の設定と違いがあるものもあります。ご了承ください。
第19回 桐島上総さん(開発研究室/28歳)
社長:ど、どうも…桐島さん(もじもじ)
上総:こんにちは、社長。…どうしたんですか?
社長:あ、いや…長いことインタビュー待たせちゃったから…
上総:いえいえ、気にしなくて結構ですよ。
社長:はぁぁ…!桐島さん、あなたっていい人ね~
上総:社長がルーズなのは今に始まったことじゃないですからね(にっこり)
社長:∑( ̄□ ̄;)ガビーン
上総:では、始めましょうか。1ヶ月以上ぶりのインタビュー。(ちくちく)
社長:う゛…なんかそうやって優しく言われるとかえってイヤミ…
ま…まぁいいわ。それじゃ質問ね。まず仲のいい社員さんは?
上総:えー…特にいないですかね…。
社長:あらそうなんですか?久我さんは?
上総:久我博士は仲がいいというか、僕の恩人であり上司ですし。
社長:恩人?何か助けてもらったことがあるんですか?
上総:久我博士には………昔、妻を救って頂きました。
社長:そ…そうなんだ… って、つっ、妻っっ!!??
上総:6年前、発見が遅れ、医師も手の施しようがない末期ガンで、
絶望視されていた妻を救って下さったのが、当時大学院生だった久我博士でした。
社長:そ…そうなんだ……って、あなたの社員名簿には
扶養家族(自分の伴侶や子供など、養ってる家族)とかは特に書いてないけど…
上総:ええ、6年前に亡くなりましたから。
社長:え、救ってもらったって…治らなかったの?
上総:でも、意識もなく危篤状態だった妻を、
久我博士は奇跡的に、一時的に持ち直させたんです。
…おかげで僕達は、ちゃんとお別れをすることができたんですよ。
社長:はぁぁ…なんか泣ける話だねぇ…あなたが久我さんに心酔するわけはそれなのね…
上総:はいっ!それはもう!!久我博士ならいつかきっと理想の国家を築き上げることでしょう!!
僕は久我博士の支配する世界を見るまでは死ぬことは出来ませんよ!!(興奮)
社長:(あかん…すっかり…洗脳されてる……久我狂…っていうか久我教徒だ)
上総:奏子もきっと…見守っていてくれるはず…(目に涙)
社長:(カナコ?…ああ奥さんの名前かな?)
(↑上総があっちの世界に行ってしまってるので声は掛けない社長)
上総:…でもまあ、僕がこの会社に来たのはそれだけの理由ではないのですが…
社長:え、そうなんですか?他に何が…
上総:まあそれはこれからのお楽しみですよ、社長。
それでは、僕はこのへんで失礼いたします。
社長:えぇ…?なんだよぅ秘密主義だなぁ……はい、お疲れさま~