(総務・人事部)
礼音:………失礼する。
みはる:はぁ―――――い!いらっしゃいませぇ!ねぎ秘密結社へようこそ♥
明:あはは、みはるちゃん、社内の人にまでそのあいさつはナイと思うのよンww
エェっと……アナタは確か、国際部の新人さんの
礼音:伊栗礼音だ。
明:どなたにどういったご用件ですのン?
礼音:奈津恵は居るか。
明:瀬上部長なら今日はお休みよぉン♪
礼音:…チッ、間の悪い…。
明:何か言伝があるなら、お預かりするわよン?
礼音:いい。ったく、ヤツには色々と聞き出したいことがあるというのに……ブツブツ
みはる:………………
礼音:…………うわぁあっ!! 貴様何私のローブを裾からめくりあげて……ッ!!??
みはる:え?えへへーっ、中身どうなってるのかなぁって思って♥
明:みはるちゃん…さすがに、許可なくめくるのは失礼だと思うのねン♪
礼音:めくる許可なんぞするか!!! 全く、この会社は本当に私の恐ろしさを知らずに絡んでくる輩ばかり…
明:それにしてもそのローブ、本当に目立つわよねン♪
礼音:…何だ、貴様も私のこの姿に文句があるのか。
明:文句なんてないわよン♪素敵な夜の帳色の高級感のあるローブよねン♪
礼音:夜の帳…このローブを一目見てそう表現できる貴様も、中々只者ではなさそうだな(ちょっと上機嫌)
明:そりゃそうよン!ただの黒色と言うには、勿体ないくらいの素敵な「闇」ですものン♥
みはる:夜のとばりいろかぁー、でもあたしは
礼音:ん
みはる:この中の人が見てみたいで――――――すっ!!
(がば―――――っ!)
礼音:!!!???!?
明:みっみはるちゃ――――――ん!!??
みはる:わあ♥レインさんきれいなひとぉ!
明:ちょ、ちょっとみはるちゃん、こういう姿を覆う衣装は、国や民族によっては決まりがあって、おいそれと姿を見せたらいけない場合もあるから勝手に剥いだら…
みはる:だって「レインさんあのローブ着てないと生きてけない人なの?」ってきいたら
別にそんなんじゃないから脱がせても問題ないよ
みはる:って言ってたもん白鳥さんが!
礼音:(あ~~~の~~~お~~~と~~~こ~~~~~!!!!!!!)
明:ちゃんと下調べした上だったとは……でも本人に断らないでやるのはよくないわよン!
みはる:はーい次から気をつけまぁす♥ゴメンねレインさん!
礼音:(軽い……謝り方が軽い……)………ふん、この程度で取り乱すほど私も小物ではない。
みはる:きゃー♥レインさん大人でやさし~い♥♥じゃ、そんな大人なレインさんに質問でーす!
礼音:………何だ
みはる:身長いくつ?
礼音:!!!!!(……しまった、不意をつかれて身長カモフラのための浮遊を忘れて……)
※レインはローブ着ている間は約2mほどの大柄に見せるために中で浮かんでいる
みはる:この会社であたしよりちっちゃい人ってあんまりいないからなぁ~
レインさんちっちゃくてかわいくっていいなぁ♥
礼音:……貴様、それは本気で言っているのか?
みはる:うん!
礼音:………………(何なんだ、この女の屈託のない表情と視線……嘘でもお世辞でもなく、本当に心底肯定する笑顔……調子が狂うな)
みはる:あたし、レインさんともっと仲良くなりたいな~!
せっかく来たんだもん!ここでお茶していってよ!さっき買ってきたたこ焼きもあるし!
礼音:たこ焼き…?
みはる:たこ焼き知らない?こういう、まるくって中にタコが入ってて、ソースやかつお節や青のりかけて食べるんだよ~!
まだあったかいから、はやく食べようっ♥(レインを無理やり応接スペースへ連れて行く)
明:……ほ~んと、みはるちゃんてば。相手がどんなに怖い相手でも全く物おじしないし、嘘も誤魔化しもない、完全本気でぶつかってくから、ある意味社内最強よねン♥