[社員名簿]No.43　宮川紅葉

「カタギの人たちの前で無闇にチャカ振り回すなって、言ったよね？」

大学受験のため浪人していたが、二度目の受験シーズンに風邪をこじらせて入院。試験が全く受けられずまたしても受験に失敗。大学進学は諦めて職を探していたところ、ねぎ社購買部の緊急募集のチラシを見て応募し、採用された。

中学・高校時代は絵に描いたような最強のヤンキーで、地元で名を轟かせていたが、大学進学を決意後は180度イメージチェンジ。1年かけて外見や所作、言葉遣いなどを徹底的に矯正したが、気を抜くとヤンキーの片鱗を見せてしまうことも。今の見た目からは想像もつかないほど、女性関係にだらしがなかったりする。

常にぼんやりしていてあまり感情表現が豊かではないが、顔に出さないだけで結構したたかな性格。小柄で中性的な外見を利用してレディースサービスをしれっと受けたり、そ知らぬ顔で女性専用車両に乗ってしまったりもする。（下心はなく、単に空いてるからという理由で）
見かけによらず大食いで力持ち。ぼんやりとしているが、人の話はちゃんと聞いており、思ったことははっきり言う。

一人暮らしをしているが、実は実家はヤクザ。だが現組長である父親（73歳）の六男であるため、後継者争いなどとは無関係…と思いきや、年の離れている５人の兄はいずれも相続を拒否して自立してしまったため、父から組を継いで欲しいと泣いてすがられていて、困惑している。
父が年老いてから生まれた子なので、父からも兄たちからも溺愛されている。
ちなみに６人兄弟だが紅葉だけが後妻の子。５人の兄達は現在50歳～39歳と、かなり歳が離れている。

小学生時代に、青木大空と同級生だった時期があり、彼を女子と勘違いした大空から告白された経験がある。

▼同人誌「放課後人外倶楽部」より