過去(1998~1999年頃)週刊連載していた「今週の社員さん」を復刻掲載!
インタビュアーはねぎ社長。
キャラの年齢や所属、家族構成などは当時の設定のままなので、
現在の設定と違いがあるものもあります。ご了承ください。
第12回 鳥居千雪さん(事業企画部/22歳)
社長:どーもー、千雪さん。今日はよろしく。
千雪:あら、どうも。今日は一体何なんですの?いきなり呼び出したりして。
社長:インタビューだって言ったじゃないですか~
千雪:…ああ、そうでしたわね。さあ、思う存分この私の美しさを写真に収めてちょうだい!!
(いきなりポーズを取り始める)
社長:だーーっ!!インタビューだって言ってるだろがっっっ!!!!
千雪:あら、社長ったら、てっきりカメラ持ってるからインタビューを兼ねて
写真撮影会でもなさるかと思いましたわ。
撮影するならこの私が呼び出されて当然ですものね!ホホホホホホホホホ…
社長:……1枚だけだよ撮るのは。(ちなみに上の)
千雪:そうでしたの…まあいいわ。じゃ、1枚だけとはいえ、
この私を撮るのだから、最高の出来のモノを公開してくださる?
社長:あー、ハイハイ。わかったわかった。写真は後ね。
それじゃ、インタビューいいですか?
千雪:ええ。なんなりとご質問ください。
社長:千雪さんは入社から約3ヶ月ほどたったわけだけど、
仲のいいお友達とかできましたか?
千雪:まだ特に親しい友人はいませんけど…でも私のこの
美貌と頭脳と威厳があればおのずと周りから
私の元へ人が集まるってものですわ!ホホホホホホ…
社長:……(汗) それで、千雪さんは事業企画部へ配属が決まったわけですが、
事業企画部の先輩の芹子ちゃんとはもうお話ししました?
千雪:ああ…神崎さんね。私よりも一つ年下のわりには仕事の出来はまあまあみたいね。
気に入ったわ。
社長:(…っていうかアンタが気に入ってどうする…アンタが新人なのに…)
同期の仙波くんとはお話しないの?
千雪:仙波?ああ、あのものすごく失礼な男?
そこそこ見れる(いい男だと言いたいらしい)とは思うけど
初対面でこの私にいきなりタメ口聞くような男、私の相手ではありませんわ!
社長:(初対面から失礼という点はアンタとあんまし変わんないって…)
そっかー。あ、そういえば眞妃さんとは同じ大学でしたっけ。
千雪:眞妃…眞妃ね…
社長:そういえば、千雪さんは何で眞妃さんと張り合ってるの?
千雪:眞妃には…絶対負けられないのよ~!!!!
社長:ハイハイ叫ぶのは勝手だけど理由を教えなさいよ。
千雪:短大時代…あの女は成績が2年間ずっと首席で…
…私は2年間ずっと2位だったわ…男に告白された数は私の倍…
バストも私より2cm大きくて…ウエストに至っては私の方が2cm多い…
こっ…この私がこんなにも劣るなんて…許せない…許せないのよ~!!!!
社長:…それって…めっちゃ逆恨みじゃ…?
千雪:何かおっしゃいました?(ギロッ)
社長:い…いや…別に…
千雪:それより社長!なんで私は事業企画部なんですの!?
なぜ眞妃と同じ経理部にしてくださらなかったの!?
社長:は…? だって経理は眞妃さん一人で間に合ってるんだもん…
彼女とっても有能だからさ~
千雪:キーーーーーッ!!何ですって!?
私よりも眞妃の方が有能だとおっしゃるのですねっ!?
社長:あのねー!!!(;´Д`)
千雪:眞妃…またしても私の前にはだかるというのね……!!!
社長:ち、違うのよ、千雪さん…。事業企画部っていうのはね…
会社内で最も重要且つ難しく大変な部署なのよ。
そんな課をキミより年下の芹子ちゃんが一人でやるのは大変でしょ?
だからキミのようなとっても有能で美しい社員さんに
担ってもらわないと、会社の存亡にかかわるのよ。わかる?
千雪:(……キラーン!)
…そうですわね!!企画が無ければ会社は始まりませんもの!!
この私のような有能且つ美しい社員が担わなければならないのですね!!!!
わかりました社長!!会社の命運はこの私が必ず良い方向へ導きます!!!!
世界一の企業になるのも、夢ではなくってよ!!!ホーーーッホホホホホ!!!
(千雪、ウキウキで立ち去る。)
社長:…まったく…
今年の新人はどうしてあんなに新人くさくないんだ…?(笑)