[Interview]浪やんの今夜は無礼講 ~宅飲み~①

浪やんの今夜は無礼講

★今夜は無礼講―――――とは、、当社公式インタビュアーである東堂浪路が社員を飲みに誘って普段は訊けないあんなことやこんなことを聞き出してしまおう!という企画なのである!


宅飲み編/第1回・真北杏寿さん(情報システム部/26歳)


浪路:俺の看板コーナーの舞台がまさかの自宅…とは…

杏寿:本日はお招きありがとうございます、浪路さん。

浪路:まっ、トップバッターが見慣れた顔(※同部署)の杏寿だから、ちょっとホッとしたかもな~

杏寿:ふふっ、そうなんですか?

浪路:それにしても、友達同士の気楽な飲み会のつもりで~って言ったのに、めっちゃビシッと和服で決めてきたなぁ、杏寿!

杏寿:び、びしっと……そうですかね?普段着で和服着るのは、私としては慣れ親しんでる感じなので…

浪路:そーいやぁ和服党って言ってたっけ。会社の飲み会とかは大体仕事帰りに行くこと多いし、初めて見たかも。
よーく似合ってるぜ

杏寿:あっ、ありがとうございますっ…(照れ照れ)

浪路:さて早速注いで、乾杯といきますかねぇ~

杏寿:あっ私注ぎます!

浪路:おっ悪いね~ なーんか、和服のきれーなおねーちゃんに注いでもらうといい気分になるなぁ~♪
ってオッサンか俺は!

杏寿:あはははは、芸妓さんにお酌してもらうみたいな、感覚になりますかね(笑)

浪路:よし、じゃぁ、かんぱーい!

杏寿:か、乾杯…

浪路:そういえば杏寿は、中途入社だったよな。
前の会社は、なんで辞めちゃったんだ?

杏寿:え、ええと……それは……あの……

浪路:(あっ、なんかいきなり触れちゃいけねぇトコ触れちまったか?)
あ、ああ……辞める理由なんて人それぞれだよな!

杏寿:……兄の、経営する会社に勤めていたんですが……
私が、至らないばかりに、兄には怒られてばかりで……

浪路:えー!? 杏寿仕事ばりばりデキる子じゃん!兄貴どこ見てンなこと言ってんだ!?

杏寿:いえいえ……私が仕事ができなかったのは事実なので……
でも、もしかしたらその仕事が今の自分に合っていないのかな、とも思って……
別の仕事にチャレンジするなら、20代のうちかな……と思い、転職しました。

浪路:お兄さんには、退職する時なんか言われなかったか?

杏寿:あ……ははは……「面倒な部下がいなくなってせいせいする」って言われましたかね……

浪路:よし、その兄貴殴るか^^

杏寿:元々……年も離れているし、小さい頃は離れて暮らしていたのもあって、仲はあまり良くはなかったので…

浪路:そーなんか。もしかしてちょっと家庭が複雑だったりするのか?

杏寿:そうですね…複雑というほどでもないですが…
兄は父の先妻の子で、私は父の後妻の子なので……

浪路:腹違いってやつかー。ま、ウチの弟も腹違いだし、ありがちといえばありがち?

杏寿:でも、浪路さんは弟さんと仲良くされてますよね。兄弟仲がいいのは、いいことですよね。

浪路:仲……いい………のか………?
ま、まぁ一緒に暮らしていけてるから、上手くやってるほうではあるか。

杏寿:私にとって兄は、昔から怖い存在で、仲良くするなんて絶対無理ですから。

浪路:それも、ちょっと寂しいよなー。

杏寿:けど、転職してからは連絡も取ってませんし、取らないと生活できないとか、そういうことはないので。今はとても気楽です。

浪路:そっかそっか。よかった。

杏寿:……あのっ、話題変えて申し訳ないですけど、私から浪路さんに質問しても、いいでしょうか?

浪路:ん?どーぞー!どんと来いやぁ!

杏寿:浪路さんは、ペット飼ってみたいと思いませんか?もしくは、過去に飼ったことはありますか?

浪路:今のマンションはペット禁止だしなー。飼えるんなら、猫とか、犬とか飼ってみてぇな~。
昔、小さい頃は実家で犬飼ってた時期もあったな。

杏寿:ワンちゃんも、ネコちゃんもかわいいですよね

浪路:杏寿はなんか飼ってたっけか?確か社員寮はペット可だったよな。

杏寿:あ、はい!ナメたんがいます。

浪路:なめたん。……写真とか、あるか?

杏寿:あります ちょっと待っててくださいね~…(スマホを取り出す)
今、一番お気に入りのベストショットを……あっ、コレかな。はい

 

 

浪路:…………ック

杏寿:かわいいですよね~♥♥ このまるっとでぷっとしたフォルムがたまらないんです~~♥♥

浪路:そそそそそおかあ~……杏寿はこーいうのが好きなのか~(浪路さんは苦手な部類らしい)

杏寿:……あっ、苦手だったですかね?すいません…おんなじ趣味の人に会ったことないので、気を付ければよかったですね……

浪路:かっ、かわいいと思えるものは人それぞれだからな~。もちろん悪い事じゃない。良い事だぜ。杏寿の好きな物が知れて、俺は嬉しいぜ?

杏寿:そ、そうですか!? 一応今はナメたんしか飼ってないですけど、本当はもっと、もっともっと…飼ってみたい生き物がいるんです!
浪路さん、見ていただけますか?

浪路:(杏寿…なんか、酔いがまわってきたか?)お、おう。もちろん。杏寿の好きな物ならなんでも見せてくれ!

杏寿:嬉しい… じゃあ、とっておきの写真を探し出しますから、ちょっと待っててくださいね♥♥(スマホを高速でスライド)

浪路:(ドキドキドキドキ)

杏寿:あっ、まずこれとか(見せる)

浪路:………ッッ!!

杏寿:これとか♥♥(見せる)

浪路:………ッッッ!!!

杏寿:こういうのとか、飼えたら最高なんですが♥♥(見せる)

浪路:………ゥヒィッ!!!

杏寿:でも飼育が禁止されてたり、そもそも国内持ち込みできなかったりで、難しいのですよねぇ~♥♥

浪路:そ……そうだろうな……こーいうのは、きっと動物園とかで暮らした方が……幸せなんじゃないか……な……
(……どんだけグロ動物好きなんだ杏寿は……!! 鳥肌が止まんねぇぞ……!!!)
ま……まぁグロ動物のことはとりあえず置いといて、

杏寿:グロ動物?(なんのこと?という顔)

浪路:そういえばさー、杏寿ってリーザ様といい感じみたいじゃん?その後どうよ?順調に付き合ってたりするの?

杏寿:えぇ!? レオンハルトさんと私はそういう関係じゃないですよー!?

浪路:だって、ボウリング大会の助っ人を頼んだりとか、なんか仲良さそうにしてるから、てっきり…

杏寿:そんな、別に特別な意味はなくて、ただ頼んだだけでしたけどっ…そういう風に見られちゃいますか…?

浪路:い、いやまぁ……仲いいなって思っただけだけどもさぁ~
幹雄が、リーザ様が超舞い上がってたけど何か誤解がないですかね!?みたいなこと言ってたけど、ホントに誤解っぽいな…)

杏寿:あんな貴族というか王子様というか、キラキラした美しい男の人が、私のことを相手にするわけないじゃないですか…

浪路:いやいやいや、杏寿。それはイカンよ。「私なんて」って思ったら、本当につまんない女の子になっちゃうぞ?

杏寿:でも実際、私なんt…

浪路:はいダメ!自己否定だめ!相手が芸能人だろうが、王子様だろうが、同じ人間なんだからな?
杏寿には杏寿しかないいいところが、いっぱいあるの俺は知ってる。そしてそれに気づいている男だってもちろん、いるはずだぜ。
万が一いなかったとしても、この世の中にそれが分かる奴が、必ずいる!

杏寿:そう…なんですかね……自分では、よくわからないです。

浪路:っというわけでリーザ様と付き合っちゃえばいいのに。

杏寿:なにが「というわけ」なんですか――――――!?

浪路:だって杏寿、リーザ様のこと好きだろ?王子様みたいとかそういうのは考えないことにすれば。

杏寿:そ、そりゃあ…あんな素敵な人……嫌いになるわけが……(真っ赤)

浪路:だろだろ~?付き合っちゃえ付き合っちゃえ~♥♥

杏寿:も、もう!浪路さんからかわないでくださーい!! ><;

 

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