小説/本文 [小説]―― 6月 ――(終) そして現在。折り畳み傘を握りしめたまま、ボーっとしている眞妃。「……ちゃん」「…きちゃん」「眞妃ちゃんっ!!」「えっ!?」不思議そうに、眞妃の顔をのぞき込む、ハインリヒ。けれどもその直後、「ねえねえっ!昨日新発売のファンデーション買っちゃっ... 1992.01.06 小説/本文
小説/本文 [小説]―― 6月 ――(4) 次の日の朝。(何だろう…頭がすっごく重たい…)眞妃は、自宅のベッドに横になっていた。(あれ…?私…確か明のマンションにいなかったっけ…?)それで、明の従兄弟に会って…明の従兄弟はオカマで、そんなに悪い人ではなさそうだった。だから、文句を言う... 1992.01.05 小説/本文
小説/本文 [小説]―― 6月 ――(3) お互いの想いを確認し合った二人は、それからの季節を共に過ごしていった。昼は、仕事に励み。夜は、眞妃の指導による日本語の勉強。時には、眞妃が明のマンションに泊まり、食事を作ったりした。その甲斐もあってか、明の日本語はどんどん上達していった。そ... 1992.01.04 小説/本文
小説/本文 [小説]―― 6月 ――(2) 仕事もようやく慣れ始めた、10月。「成沢さんが来てくれて、ホントに助かったわ。経理の仕事って、はっきりいってそう簡単なものじゃないのに、あなたってば、一度言っただけですぐ覚えてしまうんですもの」「そんな…瀬上主任の教え方が上手いからですよ」... 1992.01.03 小説/本文
小説/本文 [小説]―― 6月 ――(1) 6月28日。経理部の成沢眞妃は、いつものように、帳簿とにらみ合いながら、電卓を叩いていた。……サ――――――――ッ……(……あら……?)突然涼しげな音がした。眞妃は、そっとブラインドの隙間から外を覗いてみた。(雨かぁ……これは酷くなりそうね... 1992.01.02 小説/本文
小説/タイトル一覧 [小説]―― 6月 ―― 6月の、ある雨の日。成沢眞妃はかつての恋人・ハインリヒ=明=相原との過去を振り返る。同期に入社した眞妃と明。次第に惹かれあい、誰もが羨む仲睦まじい恋人同士となるが…。明の背後には二人の仲を脅かす、ある一人の男の影があったのだった。これは、成... 1992.01.01 小説/タイトル一覧