南十字照美

（週末、終業後。社員通用口前）次郎：♪～～　♪～～　……あ！照美さ――――ん！お仕事お疲れ様ッスぅ!!!!照美：お疲れ。　………どうしたの、妙にご機嫌だわね。ゆたか：あ、南十字ぶちょ――――☆☆　お疲れ様っ☆照美：お疲れ。営業部おそろいでど...

（ねぎ秘密結社３Ｆ）※情報システム部・事業企画部・開発研究室があるフロアです上総：ええと…突然失礼します。沙織：えーいきなりですが皆様にご報告でーす！一同：？？？上総：僕達、４月１日に……入籍致しました。沙織：というわけなので、よろしくーっ...

お互いに伝えたいことはあったし、お互いに求めていることは、わかっていた。ただ、お互いに最後の一歩を踏み出す勇気が、なかっただけ。だが……照美は。「……伝えたいことって、何かしら？」あえて、とぼけてみせる。彼が今まで照美のために頑張っていたと...

「……………」突然の告白に、照美は固まったまま、何も答えない。驚きも、照れもせず。真っ直ぐにこちらを見つめるゆたかの瞳を、黙って見つめていた。占い師を副業とする照美の、何もかもを見透かしそうな視線に。ゆたかは内心、怯みもしたが。相手の空気に...

（……つい……飛び出してきてしまった……）ゆたかから照美の名を出された瞬間、どういった顔をしていいか分からなくなり、とっさにオフィスを飛び出してしまった次郎は、非常階段の踊り場で息を切らしながらたたずんでいた。（ほんと……情けないな……なの...

※この話はねぎ秘密結社ニュース2011年01月02日号・2011年01月09日号を読んでから読むことをおすすめします。ポケットに入れている携帯が小刻みに震える。メールの着信バイブ。差出人は見ずともわかっていた。内容は大体予想はついている。や...

（購買部。柴田部長、電話中）美彦：あ、みゆきちゃん？今仕事終わった！今日は話してた通り遅くなるから！え？分かってるからいちいち電話してくるなって？そーんなー！俺はみゆきちゃんが心配してるかと思って！あと言ったけどこれは上からの指令だから！浮...

（昼休み、営業部）次郎：すぅ～～～～～……はぁ～～～～～………（深呼吸）人、人、人……んぐ、んぐ、んぐ……よしっ!!!!ゆたか：（びくっ！）な……なんですか泉先輩☆びっくりしたじゃないですかー☆お昼休みに、なにそんなに気合入れてるんですか？...

５月24日は、ねぎ秘密結社の創立記念日（サイト開設日）です。それにちなんで、2010年の１年間で登場回数の多い社員たちが表彰されることとなりました。順位・点数は以下の通りです。01白鳥夜半●●●●★★★○○○○△△□02久我恭一郎●●○○○...

翌日。会社の年末年始休みも明日で終わりで、照美は今日、東京に帰る予定だ。年末からずっと実家にいるため、色々と帰り支度が必要なのだがそんなことに手をつけている場合じゃない、と言った具合に、照美はぐったりと横になっていた。「照美？そろそろ帰り支...