微笑の暗殺者2

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[小説]微笑の暗殺者2(おまけ)

一方、ここは上総と沙織が入院していた病院の、別の病室。「ホントに黙ってていいの~?」のんきそうに尋ねているのは、社長。「うるせーなー…いいって言ってんだろ…後で変に気ぃ使われても面倒なんだよ…いいだろ、みんな無事だったんだからよ」そう気怠そ...
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[小説]微笑の暗殺者2(終)

「調子はどう?『草薙さん』」在素は冷ややかに問う。上総達と同じく、例の細菌兵器の被害に遭った『某ライバル会社』の社員達も、この病院へ入院しているのだ。在素は草薙京介と草薙茉莉亜のいる病室を尋ねてきているのだ。「何故……私たちを助けた、アリス...
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[小説]微笑の暗殺者2(3)

「あっ、島崎さんっ!来て来て!!目を覚ましたわよ!!」聞き覚えのある少女の声。重たい瞼を、ゆっくりと開けると…愛らしい少女が、自分の顔を覗き込んでいるのが見える。在素である。「大丈夫?ちゃんと起きてる?」少女の後ろには、シャンゼリゼ島崎。「...
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[小説]微笑の暗殺者2(2)

「桐島さんが『某ライバル会社』に脅迫されてる!?何それっ!?」島崎の話を聞いた沙織が驚愕する。「実はですね~、全くの偶然だったんですが、この間の日曜日に桐島さんが突然実家に帰るという話を耳にした恭一郎さんが、『桐島くんは絶対お見合いに行くの...
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[小説]微笑の暗殺者2(1)

4日後。終業時間もとうに過ぎた、午後7時。N.H.Kの研究室員たちは、既に帰宅している。ただ二人、久我恭一郎と上総を残して。「桐島くん…最近随分と研究熱心じゃないか。何かあったのかい…?フフ…」色とりどりの液体と、その液体から漏れる色とりど...
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[小説]微笑の暗殺者2(プロローグ)

日曜日。普段、一人暮らしをしている桐島上総は、千葉県にある実家に、久々に帰ることになった。いつもの休日なら、自らが尊敬している、開発研究室長・久我恭一郎と共に研究に没頭したり、自宅でお菓子作りなどをして過ごしているため両親に会うのは、実に久...
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[小説]微笑の暗殺者2

過去に…本来なら許されない過ちを犯した桐島上総。それを利用した『某ライバル会社』に脅迫されてしまうが…?そして、それを知らされた沙織は…彼の凶行を止めるべく、走る!!これは、桐島上総・沙織夫妻がまだ交際していない頃の過去の物語です。【登場人...