紅葉:(は~~。ヒマだし適当に出てきたはいいけど……何しよ……)
男1:ねーねー、彼女ヒマしてそ~じゃ~ん
男2:ヒマならオレらと遊ばねぇ?
男3:やっべ!ちょーカワイイじゃん!一緒に遊ぼ遊ぼ!
紅葉:(………んー。まぁ今日は髪ヘアピンで留めてるし?
ちょっとポップな色合いの服着てるし?
女の子に見えなくもないかもしれないかなー?めんどくせえな)
男1:ねー無視しねぇでお話しよー?
紅葉:……ごめんね?いきなり知らない人に声かけられてびっくりしちゃってー。
でも僕、男だからナンパのつもりならちょっと違うんじゃないかなーって
男123:…………
紅葉:…………
男123:ま~~たまた~~~wwwクッソ受ける冗談~~wwww
男2:そんなウソ言ったって俺らあきらめないよ?
男3:キミみたいなカワイイ娘が男なわけないっしょwwww
男1:オレら面白いトコいっぱい知ってるからさ!行こうぜ~!
メシおごるからさ!何食いたい?
(無理やり紅葉の腕をつかんで引っ張る)
紅葉:……触んなよカスが
男1:え?
紅葉:……もう、そう言えばあきらめてくれると思ったのにー。
しょうがないなぁ、ヒマなのはホントだしちょっと遊んでもらおうかなー
男3:おっし!決まり!
男2:じゃ、とりあえずこれから…
紅葉:ここはちょっと人多いから、人のいないトコ行きたいなー
僕、人ごみ苦手でさー
男1:! …おねーちゃん実はノリいいじゃんw
んじゃ、ご希望通り人の少ないトコ行こっか♪
(どっか人気の少ない場所)
バキッ!! ゴスッ!! ゲシッ!!!
男1:ぐふぉっ……な、んだこの、女……
男2:とんっ…でもなく狂暴じゃんっ……
男3:人がいなくなった…途端に…いきなり殴るとか……
紅葉:まだわかんないの?ほんと脳みそスカスカなんだなーお兄さんたち。
ちゃんと言葉で説明したのにわかってくれないから、身体で説明してんのに。
男2:は?何言って……
べキッ!!
男2:ぐぁぁぁあっ!!!
紅葉:俺は男だっつってんだろがこのゴミクソ共が
男1:え、ウッソ……
男3:ま……マジ……?
・・・・・・・・・・
(その後数分間無言で3人をブチのめす紅葉)
紅葉:はぁ。全員気ぃ失っちゃった。ほぼ無抵抗もいいトコじゃん。
(注:抵抗はされたが紅葉にはほとんど通用しなかっただけ)
つまんねぇの。ま、後は追って来れないようにそれぞれ足一本ずつでも折っとくか。
男1:……ヒ、ヒィ……止め……
紅葉:あっごめんねー。まだ生きてた?
止めてほしい?どうしよっかなー。あ、そーだ。
(男1の尻ポケットまさぐる)
紅葉:お財布失礼しまーす♥今回の迷惑料とメシ代もらうね♥
どーせおごってくれる予定だったからいいでしょ?
男1:……な……ざけん……なっ……
紅葉:あ?聞こえねーけど?やっぱ足折るほうがいいの?
継人:そこまでにしとけ。無抵抗なヤツ相手に金まで取るとか、さすがにやりすぎだろ。
紅葉:……何、お兄さん。いつから見てたの?
継人:…なんか見覚えのあるヤツが絡まれてるから、気になって付いてきてみれば…
一瞬で男3人叩きのめしてるし、とんでもねぇヤツだな。
紅葉:ブツブツうるせーな。なんなの?おにーさん。
継人:とりあえずそれ以上殴るのと、金奪うのは止めろ。
紅葉:いいじゃんこんなクズどもの身体や財布がどーなろーと。
あと、殴るのやめろって?じゃあ……
……蹴るのは止めなくていいよねっ!(ブンッ!!)
(継人が避けた紅葉の蹴り足が空を切る)
継人:………ッ!!
(咄嗟にカウンターで継人の右拳が紅葉を襲う)
紅葉:ぶほッ!
継人:あ。悪ィ、ついカウンターが
紅葉:やだ~~~~痛ぁ~~~い ひどぉ~~~い
継人:……全然痛くなさそうだし演技が白々しいぞ
紅葉:ちっ
…あーあ、せっかくいいヒマつぶしだったのに、興ざめしちゃった。
もうこんなゴミクソ共なんかどーでもいいし、汚ねぇ財布とかいらなーい。
じゃーね、おにーさん。
継人:あっ、おい待て!どーすんだこいつら……
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紅葉:(ちゃんと人目を見計らってやったつもりなのに、
付いてこられてるの全然気が付かなかったなー。それに、あのカウンター。
久々じゃん、殴り返されたのなんて。
……ウチの組にも、ああいう骨のあるヤツがいてくれれば、
まだ組を継いでやろうって気にもなるんだけどなー)