湧木:こっ、、こんにちは!湧木廉太郎です!
い、いや~~………何ね……いやいつぶりでしょうねこの空気。
どんな出だしでやってたかもう忘れちゃって、いつもと雰囲気違うかも!
ちょっとカタいかもしれないけどごめんねー!?
というわけで社員寮「わけぎ」もいつの間にか入居者満室となり、
そしていつの間にか2棟に増築!完成!!
この趣ある建物にまた新たな歴史の1ページが…
オサム:あ、あの~。管理人サン。
湧木:おぉっと!君はB棟に新しく入居した本城オサムくん!
オサム:あーハイ、B棟唯一の住人である本城オサムっす。
あのー、ちょっと思ったんスけどぉ~
湧木:何かな何かな?
オサム:B棟の紹介すっごい雑っすね
湧木:(≧▽≦)うわぁ――――――いごめんなさーい!
入居者まだ1人だからいいかなって…
オサム:寂しいことしないでくださいっスよ…
湧木:え。だってさ~、絵面にするとこうよ?めっちゃ殺風景よ?
オサム:やっぱなんとなく雑だー!!
…ってあれ?B棟の101号室も管理人室なんスか?
湧木:まぁねー。
オサム:確か管理人さんて、A棟で妹さんと二人暮らしっしょ?
そんな2室もいらなくないスか?しかも4LDK。
湧木:それはね……将来、妹が結婚することになったとして、
僕と同じ家に住むことができなくなった場合を想定して
妹が旦那さんと一緒に住むための部屋を確……保………
オサム:!? な、なんか管理人さん急に震えてません!?
湧木:うっ……ううっ……やっぱ妹が結婚するなんて嫌だぁぁぁ~~~!!
一生お兄ちゃんと一緒にいてくれぇぇええええ~~~~
オサム:ならそんな部屋今から用意しなくてもイインジャネ!?!?
確か妹さんまだ小学生っスよね!?
湧木:で、でも…将来ほかの男に持っていかれるとして、
「お兄ちゃんキモイから私出ていくね」って言われたとき
なるべく近くに住んでほしいから……
オサム:そんな悲しい未来予測するより
「キモイ」って言われないお兄ちゃんを目指せってーの…
湧木:えぇ~…でも女の子ってある程度の年になると
お兄ちゃんとかお父さんをキモイとか言い出す生き物じゃん~…
(※偏見です)
オサム:オレからしたら小学生のうちから嫁に行った時のこと考えて
部屋とか用意しておくアニキのほうがキモイっスよ
湧木:(;´ω`)ヴッ…
じゃ、じゃあどうすればキモイって言われなくなるかなあ
オサム:さあ?オレ兄弟いないし、そのへんよくわかんないス
湧木:(´・ε・`)ショボーン
オサム:っつーか、現時点でお兄ちゃんキモイ!とか言われてるん??
湧木:言われてない!久美子はいつだって天使マイエンジェル!!
オサム:じゃあ現状維持でいいんじゃないスか~?知らんけど
秀範:すいません。お取込み中失礼します。
湧木:うわぁっ!びっくりした!
オサム:いつからいたんだろ…
秀範:まぁまぁ最初のほうからいましたが。ちょっとどこから突っ込んで良いかわからない雰囲気だったので…。
湧木:あー、えっと。あ!そうだった。社員寮下見したいって言ってた、確か…
秀範:人事部の一ノ瀬と申します。社員寮に入るかどうかは、下見してから決めようと…
湧木:どうぞどうぞ!!汚いとこですが隅から隅まで見ていってください!!
オサム:(汚いとこって言ってB棟に案内するのなんかイラっとするっスね~)