小説/タイトル一覧 [小説]ユメノツバサ – The Double Actor – 離婚した両親の間を行き来する14歳の初南賛は、父のいる東京で、駆け出し役者のゆたかと出会ったが…これは、西城寺初南賛と榊 ゆたかが中学生の頃の過去の物語です。【登場人物】(過去の物語なのでその当時に合わせた解説です)西城寺初南賛ねぎ社社員、... 1992.05.29 小説/タイトル一覧
小説/本文 [小説]君に逢えて良かった(終) 奏子が居なくなってから、また昔のような無気力の日々が続いた。卒論を書く気など当然起きず、大学を留年した。その後何とか大学は卒業するものの、特定の職には就かず、適当に日給のバイトで過ごす日々。僕は奏子に掛けて貰った魔法をすっかりと無駄にしてい... 1992.05.28 小説/本文
小説/本文 [小説]君に逢えて良かった(2) それから、モデルになるのを口実に僕と奏子は大学内で頻繁に会うようになった。彼女にイメージチェンジさせられてからというもの、男性は勿論、女性から声を掛けられることも多くなった。だがその時既に僕には奏子しか見えていなかったのである。「えっ鳴海さ... 1992.05.27 小説/本文
小説/本文 [小説]君に逢えて良かった(1) あの頃の僕は、とにかく勉強しかやる事が無かった。「期末試験の順位貼り出されたぞー」「1位はまたA組の桐島かよ。全教科満点って何者だあいつ」「東大進学も決まってるらしいな。この学校から東大生出たの初めてだとか」「なんだってそんな奴がウチみたい... 1992.05.26 小説/本文
小説/タイトル一覧 [小説]君に逢えて良かった 桐島上総と、亡くなってしまった妻・奏子の出会いの物語。学力はずば抜けていたものの、なんの目標もなく、親や周りの期待に応えるためだけに東大に進学した上総は、そこで未来の妻との劇的な出会いを果たす。【登場人物】(過去の物語なのでその当時に合わせ... 1992.05.25 小説/タイトル一覧
小説/本文 [小説]素敵な恋の忘れ方(終) クリスマスも終わり、月曜日。会社はすっかりと年越しムードである。一年の埃を払い、職場をピカピカにし、書類の山をまとめる社員たち。「あー、諸君。作業中済まない。来月から我が開発研究室は忙しくなることが予想されるので、また湧木君に手伝って貰うこ... 1992.05.24 小説/本文
小説/本文 [小説]素敵な恋の忘れ方(4) クリスマスイブの夜、22時。何故か明かりの灯る、ねぎ秘密結社開発研究室。どういうわけか室長の久我が緊急召集をかけて会議を開いたのである。「さて、もう22時か。以上で会議を終了する」研究員達は、気だるそうに帰り支度をする。「なんでわざわざクリ... 1992.05.23 小説/本文
小説/本文 [小説]素敵な恋の忘れ方(3) クリスマスイブまであと2日と迫っていた。目前に控え、街中はクリスマスムードに包まれていた。今年のクリスマスは週末と重なるため、各地でイベントも催されるようだ。沙織は、奈津恵に相談してからも湧木とは変わらず付き合いを続けていた。今更上総への気... 1992.05.22 小説/本文
小説/本文 [小説]素敵な恋の忘れ方(2) それ以来、上総はまた出張続きの日々で会社にはほとんど顔を出していない。一方の湧木は、上総とあんなやりとりがあったにも関わらず、沙織のことを問いつめはせずに「それでも最終的には僕を選んでくれたんだから、それだけでも十分だよ」と、変わらず優しく... 1992.05.21 小説/本文
小説/本文 [小説]素敵な恋の忘れ方(1) 「ま、マジで告ったんかお前」翌日。湧木から話を聞かされた遠山 満は驚いて口から煙草を落としかけた。「なんでそんなに驚くんッスか?頑張ってみればー?って言ったのまん部長じゃないッスか」「あ、ああ…そいえば言ったっけか?まあいいや。んで沙織はな... 1992.05.20 小説/本文