小説/本文 [小説]夢と魔法の王国で(3) 偶然出会った二組は、そのまま近くにあった園内のカフェで、お茶をすることにした。「こんにちは。総務部の奥田部長ですよね。こうして話すのは初めてかもしれませんね。改めて…国際部のフレスリーザ・レオンハルトと申します。こちらは息子のパノスです。よ... 1992.06.06 小説/本文
小説/本文 [小説]夢と魔法の王国で(2) 「こんにちは、結佳さん。いつも息子がお世話になっています」「え……あ、いえ!こちらこそ!お世話だなんてそんな!」土曜日、午前11時。結佳は、時間通りに待ち合わせ場所…東京マジカルドリーム王国の入り口前に来てみると、パノスだけがやって来るかと... 1992.06.05 小説/本文
小説/本文 [小説]夢と魔法の王国で(1) 「関口さん。最近ちょっとしたミスが多いですね。春になって暖かくなってきたからって、気を緩めていたら駄目ですよ?」上司の瀬上奈津恵に言われた言葉が頭の中をぐるぐる回る。げんなりと落ち込みながら、会社の前の公園のベンチに項垂れているのは、人事部... 1992.06.04 小説/本文
小説/タイトル一覧 [小説]夢と魔法の王国で 仕事でミスを連発し、落ち込んでいた関口結佳を、フレスリーザ・レオンハルトの息子、パノスが励まそうと遊園地に誘い出す。しかし当日には、何故かリーザも同伴。そしてその遊園地には、偶然にも奥田早瀬・山音兄弟も来ていて…。※週刊ねぎ秘密結社ニュース... 1992.06.03 小説/タイトル一覧
小説/本文 [小説]ユメノツバサ – The Double Actor -(終) そして…翌年の春。「ほら、初南賛!早く早く!行こうよ☆」「ちょ、ちょっとゆたか!早くって言ったって…ほんとに今日行っていいの?」「だって、もうガッコも春休み入っちゃったしさ☆ ヒマなんだよ☆それにおじさんも、いつ来てもいいって言ってたし☆」... 1992.06.02 小説/本文
小説/本文 [小説]ユメノツバサ – The Double Actor -(3) ゆたかが京都に来て、初南賛の謎が明かされてから、一年が過ぎた。初南賛が父に会いに上京すると、待ち合わせて一緒に映画を見たり、遊んだり。離れている時は、Webカメラを用いたボイスチャットで、初南賛が演技指導をしたりしていた。しかし何故か最近に... 1992.06.01 小説/本文
小説/本文 [小説]ユメノツバサ – The Double Actor -(2)Side “YUTAKA” 昨晩、一睡もできなかったゆたかは、寝不足で腫らせたまぶたを鏡で見ながら、溜息をつく。昨日の撮影は散々であった。同じ役者として先輩風吹かせたつもりが、逆に見せ付けられてしまうとは。(同い年なのに…あんな演技できる奴も、いるんだな。完全にやられ... 1992.05.31 小説/本文
小説/本文 [小説]ユメノツバサ – The Double Actor -(1)Side “Jonathan” ”ぼく、お母さんと一緒に行く ”そう言って、父の元から去り、母と共に、母の実家がある京都に来た。(あれから、もう4年も経つのか……)家庭を放ったらかしで全国を飛び回ってばかり、話しかけてもまともに会話にもならない破天荒極まりない父のことなど... 1992.05.30 小説/本文
小説/タイトル一覧 [小説]ユメノツバサ – The Double Actor – 離婚した両親の間を行き来する14歳の初南賛は、父のいる東京で、駆け出し役者のゆたかと出会ったが…これは、西城寺初南賛と榊 ゆたかが中学生の頃の過去の物語です。【登場人物】(過去の物語なのでその当時に合わせた解説です)西城寺初南賛ねぎ社社員、... 1992.05.29 小説/タイトル一覧
小説/本文 [小説]君に逢えて良かった(終) 奏子が居なくなってから、また昔のような無気力の日々が続いた。卒論を書く気など当然起きず、大学を留年した。その後何とか大学は卒業するものの、特定の職には就かず、適当に日給のバイトで過ごす日々。僕は奏子に掛けて貰った魔法をすっかりと無駄にしてい... 1992.05.28 小説/本文