小説/本文 [小説]千葉湯けむり殺人事件(7) そのころ、一人東京へ連れ去られた橘は。沢井が忘れ物を取りに外出したのをいいことに、沢井宅を抜け出し、一度自宅に戻って、車で再び千葉の温泉へ向かっていた。連れ去られた後、橘は何故かフィギュアのモデルにされ、あれこれとポーズを取らされ続けていた... 1992.03.05 小説/本文
小説/本文 [小説]千葉湯けむり殺人事件(6) 「眞妃ちゃん、どこいっちゃったのかしら?」珍しく真面目に心配そうなハリーが、水族館の廊下を歩いていた。「先に帰ったってことは無いわよねぇ?みはるちゃんもいるんだし・・・」10分ほど前から姿が見えない眞妃を、ハリーとみはるは手分けして捜してい... 1992.03.04 小説/本文
小説/本文 [小説]千葉湯けむり殺人事件(5) 「だ、誰だ?」警戒する一同の視線の先には一人の青年が立っていた。「あ、ど~も~、勝手に、いやいやいや皆さん災難でしたねぇ。」青年はズカズカと入り込んで来る。「あ、あの~」「いやいや御心配無く~。妖しい者ではありません。」青年は愛想よく答える... 1992.03.03 小説/本文
小説/本文 [小説]千葉湯けむり殺人事件(4) 一夜が明けた。「さあさあ、眞妃ちゃんっ!早く捜査しましょっ!」みはるは眞妃が言ったことを本気にしている。「はぁ?なんでよぉ。そんなの警察に.......」「でも、眞妃ちゃん『ねぎ秘密結社の名に賭けてっ!この事件は私達が解決するのよっ!!』っ... 1992.03.02 小説/本文
小説/本文 [小説]千葉湯けむり殺人事件(3) 話は少しだけ遡る。20分ほど前、橘は人知れぬ場所でため息をついていた。「はぁ~・・・ヒドイ目にあったなぁ・・・なんかまだ下は騒ぎになっているみたいだし、も少しここにいよう。」橘がいるのは旅館の三階、と言っても二階建ての旅館の上に、この部屋だ... 1992.03.01 小説/本文
小説/本文 [小説]千葉湯けむり殺人事件(2) その頃、この物話に今まで唯一登場していなかった遠山 満は…「あ~いいねェ!温泉は何回入ってもいいねェ!」本日三度目の入浴をしていた。この旅館は24時間、温泉を開放しているのである。よほど気分がよいのか、彼は歌い始めた。「ワルサ~P38~ こ... 1992.02.28 小説/本文
小説/本文 [小説]千葉湯けむり殺人事件(1) …それは、まだ年明けの寒い夜の出来事だった…一人の青年が、初詣帰りに古びた旅館を訪れた。「こんばんは~」広々とした玄関に自分の声がこだまする。その時、ガチャーーーン・・・遠くでガラスか何かの割れる音がした。(何だろう?)音はどうも外でしたよ... 1992.02.27 小説/本文
小説/タイトル一覧 [小説]千葉湯けむり殺人事件 千葉県のとある温泉街(千葉に温泉街なんてあったっけ?とかいうツッコミは却k(略に、社員旅行にやってきたねぎ秘密結社一向。そこで突然、殺人事件に出くわすのだが……。※CGIスクリプトを用いた投稿型リレー小説であったため、一部ねぎ社長以外の人が... 1992.02.26 小説/タイトル一覧
小説/本文 [小説]微笑の暗殺者(終) 1ヶ月後。「…桐島さんが来なくなってから、もう1ヶ月か~」屋上には、満と浪路、継人がタバコを吸いに来ていた。少し離れたところに、芹子と眞妃、ハリーもいた。「ああそうだ、仙波。オレお前に聞こうと思ってたんだけどよ」突如、満が継人に問う。「…何... 1992.02.25 小説/本文
小説/本文 [小説]微笑の暗殺者(4) 翌日。昼休み、食堂に女子達が集まって話をしていた。「桐島さん、もう退院なんでしょ?」お菓子をほおばりながら、愛子が言う。「そうみたいね。なんだか信じられない。手首を切ったってのに…それにしても…今思い出してもゾッとするわ」上総が手首を切った... 1992.02.24 小説/本文