過去(1998~1999年頃)週刊連載していた「今週の社員さん」を復刻掲載!
インタビュアーはねぎ社長。
キャラの年齢や所属、家族構成などは当時の設定のままなので、
現在の設定と違いがあるものもあります。ご了承ください。
第20回 二階堂 柊さん(27歳)
柊:はっはっはっは、毎度どぉも~! ニコニコ生命です~~
社長:あっ、柊ちゃん!ちょうどいいトコに来た。インタビュー、順番回ってきたよ。頼むよ。
柊:あっ、どーも社長!こんにちは~
インタビュー?ああそういえばそういう行事もありましたね~
社長:行事てw 忘れるのも無理ないか。3回分待たせたからね。
柊:う~ん、これからグラビアの撮りがあるんですがね~…
まぁ社長のお願いとあっては逆らうわけにもいきませんからね~
はっはっは。ではどうぞ。
社長:ははは。保険屋とモデル稼業の掛け持ちって大変?
柊:モデルと言っても、まぁ僕はそんなに売れてる方じゃないですからね~、
はっはっは。平気ですよ~
社長:社員じゃないあなたにこう聞くのもなんですが、仲のいい社員さんって誰です?
柊:仲良しさんですか~?そーですね~。みはるちゃんかなぁ?あと満くんとかね~
もちろん、可愛い弟橘くんとも当然仲良いよ~はっはっは。
社長:(いやそれは絶対嘘だ笑)
そういえば、橘くんとみはるちゃんの仲を取り持つ活躍もしましたね。
(小説「10月の奇跡」参照)
柊:はっはっはっはっは。やはり兄としては可愛い弟には
世界一幸せになって欲しいですからね~はっはっは。
社長:いいお兄さんじゃないですか。なのに橘くんは
あなたのこと、ものすごく嫌ってるみたいですよ?
柊:う~ん、そうなんですよね~~
小さい頃にちょーーーっとばっかしイジメたくらいで…
社長:イジメたって…一体どんなことを…
柊:橘くんの靴に給食の残りのジャムやマヨネーズを絞って入れておいたり、
橘くんのランドセルにザリガニ20匹ほど入れておいたり、
橘くんの検便を犬のフンとすり替えておいたり、
橘くん宛に届いたラブレターをすごいこと書いて勝手に返事出したり、
橘くんが風邪ひいたときに、薬だってウソついてチョークの粉飲ませたり、
橘くんの日記を何百枚もコピーして町中に貼りまくったり……
……(他、余罪数十件)
社長:そりゃ嫌われるわ!!!
柊:(少し考え込む。)…でもまぁ…
それ以前に僕は橘くんに兄として認められてないんです…きっと…
社長:はぁ?認める?
柊:僕と橘くん、異父兄弟なんです。
社長:…えぇっ?
柊:母が今の父と結婚する前に生まれたのが僕です。
僕の父は、一時期来日していたイギリスの貴族の男性でした。
社長:へぇ…
柊:でも所詮は身分違いですから、母はあっさりと僕の父に捨てられ、今の父と結婚しました。
僕は実の父の顔も知りませんが……これ。
社長:ん、指輪…?
柊:僕の母が、僕の実の父に貰った指輪だそうです。
父は僕たちのことなどもう覚えていないでしょうけど…いつか、父に会う機会があれば…
……何かのきっかけになるかと思い……っ、(涙ぐむ)
社長:そっかぁ…
それにしてもなんだかウソみたいなドラマみたいな話だねぇ…
柊:そりゃそうですよ~~ウソですから。はっはっは
社長:∑(´゚Д゚`)はあぁ―――――!!?
柊:はっはっは~びっくりしました?
僕、今度俳優デビューするんですよ~。深夜ドラマですけどね~。
なかなかのモノでしょう?はっはっはっはっはっは
社長:あ…あんたって人は……
柊:あっ、この指輪、社長にあげますね~
ちなみにサ●宝石で150円だったヤツですけどね~
はい、どーぞ。(社長の左手の薬指に無理矢理はめる)
それでは、また会いましょう~ はっはっはっは……
(柊、スキップで去る)
社長:待てぇ!!よりによって左手の薬指だとぉぉ!?
貴様というやつはぁぁ―――――― !!!!!!