過去(1998~1999年頃)週刊連載していた「今週の社員さん」を復刻掲載!
インタビュアーはねぎ社長。
キャラの年齢や所属、家族構成などは当時の設定のままなので、
現在の設定と違いがあるものもあります。ご了承ください。
第27回 烏丸雪彦さん(購買部/21歳)
雪彦:こんにちは、社長。今日はよろしくお願いいたしますね。
社長:ああどうも~、烏丸くん。さて、最近君結構話題になってるよね。
雪彦:まあ…そうですね(笑)雪女の子孫なんてそうそういないでしょうし…
(そうそうどころか、普通いない)
社長:それにしても……………………………う~ん?
雪彦:どうかしましたか?
社長:君が側にくれば涼しいって聞いたのに…涼しくないなぁって思って。
雪彦:社長…(苦笑)別に、僕は普通にしてれば普通の人と全く変わらないんですから。
社長:でもさ、いつだか誰かが、烏丸さんが自分の前を通り過ぎたとき
涼しかったって言ってたからさ~。
雪彦:ああ…あの時はちょっと考え事をしていて…
考えがちょっと深くなると感情も高ぶりますから…
社長:つまり感情が高ぶらないと君の能力は使えないんだね?
雪彦:気温を少し下げるくらいなら、自分の意志でも出来ますけどね。
社長:そっか、そういえば前に食堂の冷蔵庫が壊れたときに
冷蔵庫代わりみたいなことしてたもんね。あのくらいならOKなのか。
雪彦:でも…最近暑いせいか、みんな「涼しくして~!」って
僕の所にいらっしゃるんですよね、みなさん(笑)
社長:(ぼそ)そりゃそうさ、そのために採用したキミだもの。
雪彦:え、何か言いました?
社長:いやいや、こっちの話。…ところでさ、その能力って、
使ってて疲れたりとかしないの?例えば一日中とかはムリ?
雪彦:まあ、そんなには…でもさすがに一日中冷気を放出してたら疲れますよ(笑)
社長:(ぼそ)なんだ…一日中は無理なのか…一日中できれば冷房の電気代浮くのに…
雪彦:社長…なんですか?先ほどから小声でぼそぼそと…
社長:まーまーまー、気にしない気にしない。
そうそう、思ったんだけど、キミがそういう力を持ってるってことは、ご家族も?
雪彦:え、ええ。僕は母と姉の3人家族なんですけど、
みんな使えますよ。僕が一番弱いんですけどね。
社長:へえ、キミが一番弱いの?
雪彦:やっぱり雪「女」の能力は女性の方が濃く受け継がれるようで…
姉や母は自分の意志で水を凍らせたり雪を降らせたり出来るんですよ。
社長:へーーっすごい!(だったらお姉さん採用すりゃよかったな笑)
雪彦:ただ、ちょっと夏には弱いみたいで…
夏の間はだるそうにゴロゴロしてますよ、二人とも(笑)僕は平気ですけどね。
社長:あはは そうなんだ~
よし、キミの能力のことはいろいろ聞いたから、次は…
仲のいい社員さんとか出来たかな?入社してもうだいぶ経つし。
雪彦:仲の良い、ですか…?そうですね。
大島主任には良くしていただいてますね。同じ課ですし。
社長:なるほど 橘くんね。
雪彦:それと…情報システム部の中原先輩ですかね。
皆さん、中原先輩のことよく変な人だって思ってるみたいですけど…
なんとなく、僕にはあの方の気持ちって…分かる気がするんですよ。
社長:特殊能力持ち同士、波長が合うんかね?(笑)
雪彦:あとは…仲がいい、って訳ではないですが…経理部の成沢主任は…いつも尊敬しています。
お仕事裁きがすごいなぁって前から思ってました。
社長:うん、私もそう思う。若いのにすごいよねー
雪彦:社長も素晴らしいお方ですよ。
社長:まっ!あらやだこの子ってば!おだてても何も出ないワヨォ!(ばしーん!)
雪彦:あ痛た……(汗)…それでは、他に何かご質問は…?
社長:そうねぇ。んじゃ最後に…好みの異性のタイプは?
雪彦:え、……そ、そうですね……
明るくて元気な方で……僕の体質に理解のある方なら……(赤面)
社長:ほほう、そうかそうか!
それじゃ、今日のところはこのへんに致しましょう。お疲れ~!
雪彦:はい、ありがとうございました。社長もお仕事頑張って下さいね。