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【小説】これがおれの人生だ!![終]

翌朝。 朝一番で、総務部長の奥田早瀬が出勤すると、依頼したことも許可した記憶もない、 社内の大規模な配線工事が行われていた。 あれからすぐに作業に取り掛かり、夜通し工事が繰り広げられたようだ。 「な、なにを……してるんですか...
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【小説】これがおれの人生だ!![3]

司の葬儀が終わり、数日。 ぽっかりと穴が開いたような……いや、実際に穴の開いてしまった広報部は、静けさに包まれていた。 「なんか……古屋さんがいないと、すごく静かです、ね……ここ。」 「あはは、そうですね。」 しんみりとした歓子...
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【小説】これがおれの人生だ!![2]

翌日、月曜日。 司は会社に現れなかった。 あの後、すぐに目を覚ました愛子であったが、その時は既に『黒幕』と共に消え去った後であった。 司の左肘にあった、無数の噛み傷。それだけは、はっきりと覚えている。 愛子は、総務部に掛け合って...
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【小説】これがおれの人生だ!![1]

「おっつかれさまーっす!」 仕事を終え、定時に元気良く退社するのは、広報部の古屋 司。 「お、お疲れ様です。」 「ん?なんだぁ~?かんこりん。仕事終わりそうにないのか?」 すっかりと自分のノルマを終わらせた司とは対照的に、書類の...
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【小説】夢と魔法の王国で[終]

週明け。 (……奥田さん……奥田さん、奥田さんが……わたしの、こ、こ、恋人、だ、なんて…… !!!) 早瀬との交際を、正式にスタートさせた結佳は、 自分のデスクで、いつもと全く変わった様子も見せずに仕事をする早瀬を 遠目に見...
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【小説】夢と魔法の王国で[4]

「…………別れたんだ、彼女とは」 長く間を置いて、ようやくそれだけ吐き出した早瀬は、やや自嘲気味に笑った。 「………え………?」 予想だにしなかった早瀬の告白に、結佳は呆然とした。 「しばらく連絡が付かなくなかったかと思えば、メ...
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【小説】夢と魔法の王国で[3]

偶然出会った二組は、そのまま近くにあった園内のカフェで、お茶をすることにした。 「こんにちは。総務部の奥田部長ですよね。こうして話すのは初めてかもしれませんね。 改めて…国際部のフレスリーザ・レオンハルトと申します。こちらは息子のパ...
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【小説】夢と魔法の王国で[2]

「こんにちは、結佳さん。いつも息子がお世話になっています」 「え……あ、いえ!こちらこそ!お世話だなんてそんな!」 土曜日、午前11時。 結佳は、時間通りに待ち合わせ場所…東京マジカルドリーム王国の入り口前に来てみると、 パノス...
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【小説】夢と魔法の王国で[1]

「関口さん。最近ちょっとしたミスが多いですね。 春になって暖かくなってきたからって、気を緩めていたら駄目ですよ?」 上司の瀬上奈津恵に言われた言葉が頭の中をぐるぐる回る。 げんなりと落ち込みながら、会社の前の公園のベンチに項垂れて...
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【小説】ユメノツバサ – The Double Actor -[終]

そして…翌年の春。 「ほら、初南賛!早く早く!行こうよ☆」 「ちょ、ちょっとゆたか!早くって言ったって…ほんとに今日行っていいの?」 「だって、もうガッコも春休み入っちゃったしさ☆ ヒマなんだよ☆ それにおじさんも、いつ来てもい...
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