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[小説]私が発明する理由(1)

「ふぃ~~~っっ!!あっっちーーーーーーっっ!!!」 オフィス内のあまりの暑さに、絶叫する満。 またしても、エアコンが故障したのである。 とことんエアコンに縁がない会社だ。 「…も、もうダメです…久我さんに直してもらいましょうよ遠山さん…」...
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[小説]私が発明する理由(プロローグ)

午後9時。 誰もいなくなったオフィスの片隅にある、 開発研究室から、男二人の声がする。 沢井英司と、久我恭一郎である。 「『某ライバル会社』に、科学者?」 「そう。最近、驚異的な頭脳を持った科学者を雇ったようなんだ。」 『某ライバル会社』と...
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[小説]私が発明する理由

ここ数日、ねぎ秘密結社では某ライバル会社から頻繁にハッキングされるという 報告を受けた久我恭一郎は、犯人を捜すべく逆にハッキングし返し、 犯人のものと思われる個人情報を発見するが、その正体は意外な人物であった。 【登場人物】(過去の物語なの...
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[小説]愛と青春のボンソワール(終)

小さくなって行く橘の周辺を、何にも乗らずに旋回飛行していたのは、 日本にいるはずの仙波継人であった。 そして彼は何故か、コシミノ一丁の姿で、 高度80メートルにてフラダンスを踊っていたのである。 首にはレイまで掛けている。 久我が叫んだ。 ...
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[小説]愛と青春のボンソワール(7)

「運良くチケットが取れてよかったぜ・・」 継人は、ドイツ直行便のビジネスクラスのシートにもたれて、ため息と共に呟いた。 エコノミーでよかったのだが、これしかなかったのだ。 「高くついたけど、後でヤロウから・・・ ・・・いや、ヤロウは俺がブチ...
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[小説]愛と青春のボンソワール(6)

その夜、4人は雄三の家に一泊した。 (あれだけ屋敷のSPとやりあったのに…(笑)) そして、一夜が明けた。 「せりくおおおおおお!!!!!!日本がイヤになったら いつでもお父さんの所においで!!!!!ねっ!?ねっっっ!?ねええええっっ!!!...
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[小説]愛と青春のボンソワール(5)

成田空港から、数時間。 一行は、ドイツに到着した。 空港を出た一行は、ドイツの空気をしばし満喫した。 「きゃあーーっっ!ドイツよ!!ドイツゥゥゥゥ!!!」 みはるはうかれまくりで回転しまくっている。 「あ、あれもしかして、千雪ちゃんがチャー...
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[小説]愛と青春のボンソワール(4)

芹子の帰国予定日から2日が経った。 「…まったく…一体どうしたってのよ…芹子は…」 眞妃は、電卓を叩きつつ、芹子の連絡を待っていた。 時計は夜の8時を回っていた。 「芹子ちゃん…一体どうしたのかしら…」 普段、芹子と仲のいい愛子も心配そうに...
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[小説]愛と青春のボンソワール(3)

あまりの突然の出来事にさすがの眞妃も驚きを隠せない。 「え…な、なんでまたそんな急に…!」 「あたしのお父さん、今ドイツに住んでるんだけど…」 芹子の父は、芹子が小学生の時に芹子の母と 離婚し、現在はドイツで会社を経営する実業家である。 「...
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[小説]愛と青春のボンソワール(2)

その頃重役出勤で堂々と遅刻して会社に向かっていた 沢井英司は、車を走らせながら鼻歌を歌ったりして、 何だかものすごくゴキゲンだった。 それもそのはず。昨晩1ヶ月かけて作っていた 藤原○香の1/1フィギュアが完成したのだ。 「ふふふ~♪遂に完...